写真:スピーチを行うブルース・ストロナク学長

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都港区/学長ブルース・ストロナク)は6月9日(日)、都内の品川プリンスホテルにて卒業式を挙行しました。5月16日に行われたテンプル大学本校(米国ペンシルベニア州フィラデルフィア)の第126回卒業式の一環として開催されたもので、2013年1月に第10代総長に就任したニール・セオボルド氏をはじめとする7名の米国本校代表団のほか、アメリカ大使館広報・文化交流担当公使のマーク・ディビッドソン氏が参列し、卒業生の門出に華をそえました。

2013年度の卒業生数は、テンプル大学全体として開校以来最多の9,000名以上。そのうち日本校からは、大学学部(準学士・学士)、大学院(修士、博士)合わせて、約30カ国・地域から集まった240名が旅立ちました。

テンプル大学は、1884年に法学博士ラッセル・コンウェル*が、幅広く一般市民へ学問研究の門戸を広げるため地域住民の生活に密着した教会、Baptist Templeを利用して学校を創設したのが始まりです。現在では、州立総合大学として17の「カレッジ」および「スクール」をかかえ、日本校も含めて38,000人以上の学生が学んでいます。テンプル大学では、米国本校、日本校、ローマ校の3キャンパス間を自由に移動して単位を取得することができ、米国本校または日本校で卒業を迎えます。2005年に日本校が文部科学省より外国大学日本校の指定を受けて以降は、海外から直接日本校に出願・入学し、卒業まで日本で過ごす外国人留学生も多くなり、今年の日本校卒業生は6割以上を外国籍が占めました。

写真:ニール・セオボルド総長による基調講演
ニール・セオボルド総長による基調講演

米国本校の卒業式に続いて、日本校でも初めてセオボルド総長が基調講演に立ち、「60ヶ国以上からの学生を集めるジャパンキャンパスは、テンプル大学にとって極めて重要な海外キャンパスです」と述べ、「テンプルで学業を修めたみなさんは、あなたの国の、そして世界の繁栄と発展に、意義ある貢献をする準備ができているはずです。創立者コンウェル氏が言ったように、ぜひ”社会に恩恵をもたらす”人になってください」とはなむけの言葉を送りました。

また、学部と大学院課程(教育学・MBA・ロースクール)を代表して4人の学生がスピーチを行い、それぞれ在学中の思い出や将来の抱負を語りました。(スピーチの内容はこちらからご覧ください)

式典のもようはインターネットライブ中継により、世界各地から視聴できるよう動画配信が行われました。(録画はこちらから視聴できます)

テンプル大学ジャパンキャンパス2013年度卒業生(240名)

  • 準学士 4名
  • 学士 173名
  • 教育学英語教授法修士 24名
  • 法学修士 13名
  • 経営学修士 21名
  • 教育学博士 5名
写真:各学位を代表して挨拶した4名の卒業生
各学位を代表して挨拶した4名の卒業生

* ラッセル・コンウェル – 1843年生まれ、テンプル大学初代総長。全米各地で6,000回以上も行った講演”Acres of Diamonds“は、広く知られている。