写真:左:アビール・アイシャさん、右:TUJ渡部真也上級准教授

米国ペンシルベニア州フィラデルフィアに本校を置くテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ/東京都港区/学長ブルース・ストロナク)で生涯教育プログラムの写真講座を受講したアビール・アイシャさんが、国際写真サロン(主催:全日本写真連盟、朝日新聞)の海外部門で2013年度第73回、2014年度第74回と2年連続入選を果たし、6月4日~13日には特別写真展「日本からオマーンへ:瞬間の美」を在日オマーン大使館で開催しました。

アビールさんは駐日オマーン大使夫人として2008年に来日、「日本で何か新しいことを学びたい」と思い立ち、知人の紹介で2011年から3学期間、TUJで「アートとデジタル写真」講座を受講しました。被写体を探しては「子供や動物を撮るのが好きで、カメラ片手によくお寺や公園に出かけた」と語るアビールさん。「”アート”は自分自身を表現すること。その”瞬間”を感じてはシャッターを切った」と振り返ります。

写真:左:アビール・アイシャさん、右:TUJ渡部真也上級准教授
左:アビール・アイシャさん、右:TUJ渡部真也上級准教授

昨年度入選作は当時10歳の娘イマンさんの表情を捉えた「Faith」(アラビア語でイマンImanは「Faith=信仰」の意)、本年度は旅行中に写真を撮っていた若者を逆に被写体とした作品「Reflection」が受賞作となりました。アビールさんの講座を担当した渡部真也上級准教授は「テーマの選び方が彼女はとてもユニークだった」と語っています。

講座についてアビールさんは「(写真を学ぶことで)違った視点でものを見ることを学んだ。いろいろな国からきた様々なバックグランドのクラスメートと知り合えたし、修了証がもらえたのもうれしかった」と語っています。

写真左:2013年度入選「Faith 信仰」、右:2014年度入選「Reflection」
左:2013年度入選「Faith 信仰」、右:2014年度入選「Reflection」

TUJ生涯教育プログラムでは、写真、インテリアデザイン、ワインティスティングなどアート、カルチャーのほか、語学や経営学をはじめ、法律、教育、ITなど多彩なコースを年間を通して約300以上開講しています。詳しくは、生涯教育プログラムのウェブサイトでご覧ください。