平成19年9月7日
テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ:東京都港区 学長カーク・パタソン)は、1982年の開校以来、今年で25周年を迎えました。
TUJは米国ペンシルベニア州立のテンプル大学の日本校であり、日本にある外国の大学としては最古の歴史と最大の規模を誇ります。アメリカ本校と同じカリキュラムに則り講義はすべて英語で行われ、取得単位や学位はアメリカ本校と同一のものです。また2005年2月には、日本で初めて外国大学日本校として文部科学省に指定を受けました。現在では、大学学部課程、大学院課程(ロースクール、MBA、教育学英語教授法[TESOL: Teaching English to Speakers of Other Languages])に加え、大学附属英語研修課程、生涯教育プログラム、企業内教育プログラムを開講し、幅広い分野において真の国際教育を提供しています。現在の学生数は、全プログラム合計で約3,000名となります。
なお、TUJでは25周年を記念し、下記のとおりシンポジウムを開催いたします。
TUJ25周年記念シンポジウム 改めて日本の国際教育を問う ~ その実質の探求
(International Education in Japan—A Concept in Search of Substance)
11/10(土) 13:30~ 於:六本木アカデミーヒルズ
加速するグローバリゼーションとともに、頻繁に目にする「国際教育」という言葉。しかし、どの国でも、依然として国内の視点で見た課題に終始した教育が行われているのが現状です。日本も例外ではありません。このシンポジウムでは、日本という環境の中で、「国際教育」とは何を意味するのか、日本の将来のために「国際教育」が果たすべき役割とは何か、を議論します。基調講演でマクロレベルの課題提起を行った後、「高等教育レベルにおける国際教育」および「子供の英語教育」に焦点を当てた2つの分科会を行います。
基調講演者:
オーストラリア国立大学アジア太平洋研究所 名誉教授 ガバン・マコーマック氏
コーン・フェリー・インターナショナル株式会社 日本担当代表取締役社長 橘・フクシマ・咲江氏
このほかにも、TUJでは10月から12月に下記のとおり特別セミナー・シンポジウムを開催予定です。
10/5(金) 日本のグローバル企業に見る変革のマネジメント
慣習にしばられた日本のビジネス文化の中で、変革に挑戦する外国企業の革新的手法がテーマ。変革の現場をリードしてきた実際の企業エグゼクティブをパネリストに迎え、ディスカッションを行います。日米欧で管理職向けコーチング・コンサルティングの豊富な経験を持つジェームス・ポートウッド博士が司会を務めます。
11/17(土) 都市再生:持続可能性と経済開発をめぐる国際対話
経済成長と国家再生のエンジンとなる「都市」。その魅力を維持するための投資や企業の誘致、また環境への取り組みをめぐる都市間競争も激しくなっています。このカンファレンスは、先進国・開発途上国双方からの専門家を集め、都市再生における戦略と教訓を分かち合います。米国大使館・米国建築家協会(AIA)協賛。
11/17(土)~18(日) Anthropology of Japan in Japan (AJJ) 年次総会
AJJ の第10回となる年次総会を、TUJ現代日本研究所にて開催します。アイデンティティが絶えず再構築され、人間関係が見直されていく現代日本の社会。その力の交錯をテーマに重要な課題を提起する論文等を募集します。オックスフォード大学の日産日本問題研究所ロジャー・グッドマン教授が、「日本の高等教育における、変わりゆく権力とアイデンティティと人間関係」について基調講演を行います。
12/5(水)~6(木) 日本企業が米国で直面する法的リスクと障害
テンプル大学ロースクールと米国弁護士協会(ABA)との共催による2日間のカンファレンス。米国で事業展開する日本企業が直面するさまざまな課題を取り上げます。米国の現役弁護士をパネリストに迎え、米国子会社の設立における雇用慣行の問題や、係争時の裁判戦略、法倫理などについて議論します。米国の弁護士資格保有者は、本カンファレンスの出席によりMCLE (Minimum Legal Continuing Education) の単位を取得できます。
それぞれの詳しい内容は、当ウェブサイトにて順次ご案内してまいります。