平成19年9月28日

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)の大学附属英語研修課程は、2007年10月1日より、「海外大学進学課程」に名称を変更いたします。

今年設立25周年を迎えるTUJは、設立当初より、TUJに進学を希望する学生のための集中的な準備プログラムとして「英語研修課程」を提供してまいりました。この課程では、単なる英会話やTOEFL対策の勉強ではなく、大学レベルの授業を英語で受講するために必要な「アカデミック・スキル」の修得を目的としており、学生はディスカッション、プレゼンテーション、論文執筆、図書館での文献検索などを、英語で行う能力・スキルを身につけることができます。したがって、本課程を修了した学生は、TUJやテンプル大学本校だけでなく、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど英語圏の大学にも多数進学しています。このように、実際には「海外の大学へ進学するための準備プログラム」として機能していることから、今般プログラムの名称を、より実態に即して「海外大学進学課程」と変更し、その特徴の明確化を図るものです。

また、本課程は、日本人以外の英語を母国語としない学生も対象にしていることから、英文名称については、現行の「Academic Preparation Program」を「Academic English Program」と変更いたします。

テンプル大学の教育学英語教授法(TESOL)は定評があり、TUJでも設立当初の1982年から修士課程、1988年から博士課程を提供し、全国数多くの優れた英語教員の育成に貢献してまいりました。「海外大学進学課程」では、こうしたTUJの優れたTESOL講師陣による指導が受けられるほか、TUJ大学学部課程の学生とキャンパスを共にすることで、世界中から集まる学生たちとの交流を、東京にいながら体験することが可能です。また、名称変更に伴い、修了後の進路相談もさらに充実させ、特に北米(アメリカ、カナダ)を中心とした大学、大学院、コミュニティカレッジへの留学サポートを拡充していく予定です。

なお、TUJの学部課程への進学を希望する学生は、本「海外大学進学課程」を修了すれば自動的に進学資格を得られます。また、修了後に米国をはじめ海外の他大学へ進学した学生が何らかの理由で日本へ帰国した場合でも、TUJの学部課程へ編入することで、それまで取得した単位を無駄にすることなく、そのまま米国大学の卒業資格を得ることができます。海外大学進学課程に加えて、学部課程・大学院課程まで揃えるTUJでは、このように学生に多様な選択肢を提供することが可能となっています。