2010年9月20日
テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都港区/学長ブルース・ストロナク)は、7~8月の夏休み期間中、小学生から高校生までを対象とした多数の英語研修を開催しました。単なる英会話にとどまらない、米国大学ならではの特徴を生かしたプログラムは、多くの参加者から好評を得ました。
テンプル大学ジャパンキャンパスではこの夏に、一般参加者を対象にした英語研修として
- 高校生のためのサマーキャンプ(8月1日~7日/宿泊)
- 中学生のための国内留学プログラム(8月9日~11日/通学)(※1)
- 小学生のための国内留学プログラム(8月18日~20日/通学)(※1)
を開講し、それぞれ約30人の参加を得ました。
さらに、提携先教育機関(※2)の生徒および学生(大学生も含む)向けにも6本のオリジナル英語研修プログラムを提供し、合わせて約80人が受講しました。
生徒・児童を対象にした「英語で遊ぶ」類のプログラムは珍しくありませんが、在日外国大学の草分けであるテンプルジャパンが提供した上記のプログラムには、以下のような特徴が挙げられます。
特徴1:「読む・聞く・話す・書く」の4技能を統合的に発展させる、テーマベースのカリキュラム
会話だけ、あるいは読み書きだけに集中するのではなく、ひとつのテーマに沿って4技能を統合的に伸ばします。たとえ短期間でも、ひとつのテーマを掘り下げることで相対的に深い学習ができ、英語で論理的に考える能力につながります。
たとえば、小学生向けプログラムでは「食べもの」をテーマに、レストランでの注文方法や料理レシピの紹介、食に関するビデオ鑑賞などを経て、最後に学習した内容を簡単なスピーチにまとめます。中学では「コミュニケーション」、高校では「旅」をテーマに、同様のカリキュラムが組まれました。
特徴2:講師以外のさまざまな外国人との交流の機会、高校生は共同生活も
「英語に親しむ」「外国人と交流を図る」といっても、外国人が講師ひとりでは効果は半減してしまいます。外国人留学生が大学学部生の半数を占めるテンプルジャパンでは、複数の外国人学生がアシスタントとして授業に参加します。15人のクラスならば2~3人のアシスタントがつき、会話の相手だけでなく、資料検索やスピーチ作成の手助けなどを行いました。
また、今年初の試みとして、世界からの外国人高校生(約20人)が東京に滞在して日本語と日本文化を学ぶプログラムも8月初旬に開催しました。「高校生のためのサマーキャンプ」参加の日本人高校生らと、大学の学生寮で1週間の共同生活を送りました。昼間のスケジュールは別行動でしたが、毎日の朝夕食を共にしたほか、最終日には合同で浅草へ出かけてグループ活動を行うなど、うわべだけにとどまらない交流が深められました。
「グローバルに活躍する日本人を育てるために必要なのは、大学における国際教養教育。そのためには高校までの準備が重要」(ブルース・ストロナク学長)との認識に立ち、テンプルジャパンでは今後も英語教育分野における長い歴史と経験を生かし、小・中・高校生向け夏期プログラムを充実させていく予定です。
注記:
(※1)港区とテンプル大学ジャパンキャンパスの連携協力事業
(※2)武蔵高等学校・中学校、武蔵大学、東京学芸大学附属国際中等教育学校、東北公益文科大学
サマーキャンプに参加した高校生の声より
- 授業はすごく面白かったし、プレゼンテーションもすごくためになった
- リスニング力がすごくついたと思います
- (ネイティブスピーカーから授業を受けて)Grammarや基本的なことだけではなく、独特の言い回しやジョークなどが学べてよかった。大学という集中できる空間で行う点もよかったです
- 留学生との交流がとても楽しかったです。日本語を教えるのも英語を教わるのもとても勉強になりました
- いろんな人々(学生)と交流をすることで、英語のレベルも、人としても成長できました