2012年10月4日
テンプル大学ジャパンキャンパスは、10月9日(火)~19日(金)の約2週間、「グリーン経済」をテーマに、インドネシア政府国家開発計画庁(BAPPENAS)に選抜された行政官と大学講師25名を対象とした「グリーン経済指導員の育成(Training of Trainers on Green Economy)研修」を昨年に引き続き行います。今年開催される「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」に鑑みても、グリーン経済を持続可能な開発と企業成長のための能力開発の観点から取り上げる本研修は、時宜を得た内容となっています。
本研修は、インドネシア向け2006年度円借款契約に含まれる「高等人材開発事業(III)」の一部として行われるもので、インドネシアにおけるグリーン経済運動や研修プログラムについて勧告を出したり適確なガイドラインを策定できるよう、参加者の認識や専門知識を強化する幅広いトピックスを網羅したオリジナル研修です。教室内でのレクチャーに加え、国立環境研究所(NIES)、中央清掃工場、港資源化センター、東京湾最終処分場など外部施設の見学も予定されています。
協力:国立環境研究所(NIES)、財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)、環境総合研究所(ERI)、レミ・チャンドラン(オランダ・トゥエンテ大学 環境政策研究員、国連大学高等研究所 客員研究員。2011年、テンプルジャパン学部課程において「国際都市」「世界都市学」の2クラスで教鞭をとる)
【研修トピック】
- 日本と国際的グリーン経済の視点
- 自然的資産の評価
- 気候変動適応
- グリーン経済における3R
- リオ+20会議特別セッション
- 廃棄物管理環境計画
- グリーン経済促進のための官民連携
テンプルジャパンの企業内教育プログラムは、さまざまな規模の企業・団体向けにカスタマイズした研修を提供しています(年間平均受講者数は約1,300名)。インドネシア政府国家開発計画庁(BAPPENAS)向けには、生物多様性、保全、廃棄物管理といった分野の短期研修を行っており、2010年から3年連続の受注となりました。クライアントのニーズにきめ細かく対応し、高品質のプログラムを開発・運営してきた実績が、高く評価されたものと言えます。テンプルジャパンでは今後も積極的にこうした外国政府向け研修を手がけていきたいと考えています。