テンプル大学(米国ペンシルベニア州/総長ニール・セオボルド)は、10日に発表されたU.S. News & World Report誌「ベスト・カレッジ・ランキング」のNational universitiesカテゴリで121位となり、昨年から4つ順位を上げました。
U.S. News & World Report誌「ベスト・カレッジ・ランキング」は米国で最も知られた大学ランキングのひとつで、全米約1,800の大学を4つのカテゴリに分けてランキングしています。テンプル大学の属する「National Universities」は、4年制総合大学のなかでも「幅広い専攻を提供する学部課程および修士・博士課程を擁し、最先端の研究が盛んな大学」を指します。今年は公私立あわせて276校が評価対象となり、そのうち上から201校に順位が付けられています。テンプルは昨年の125位から4つ順位を上げ、121位となりました。
戴海龍(ダイ・ハイラン)教務担当副総長(provost)のコメントによると、テンプル大学は2017年までに同カテゴリでトップ100になることを目指しており、リテンション率(学生保持率)と卒業率の改善に努めるとともに、奨学金など経済援助を大幅に充実させることで競争力を高めています。
こうした努力の結果、テンプル大学の今年9月の新入生の学力水準は過去最高となりました。また、新入生の37%が自らを「非白人」と認識しており、昨年比でアフリカ系アメリカ人は7%、ラテン系は18%増えるなど、キャンパスの多様性はますます豊かになってきています。
ニール・セオボルド総長は今年のランキング結果を受けて、「テンプルは常に高品質の教育・研究を行ってきたが、我々の努力が最近になって世間の注目を集めつつある。テンプルの優秀な教員、研究者、学生についてもっと積極的に発信していくことで、上昇中の大学としての知名度をさらに高めていきたい」と語っています。