今年4月、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)の卒業生、金子朝子氏が昭和女子大学長に就任しました。金子朝子氏は、1992年にTUJで教育学の博士を取得後、昭和女子大学教授に就任。1996年から同大理事、英米文学科学科長・大学院教授、文学部学部長を歴任し、2005年から同大副学長を務めました。
今回の就任は坂東眞理子・昭和女子大前学長の任期満了に伴い、金子氏が第9代昭和女子大学学長に任命されたものです。金子氏は1971年昭和女子大英米文学科を卒業しており、昭和女子大としても、初めて卒業生が学長に登用されることとなりました。
金子氏は大学卒業後、昭和女子大学附属昭和中学校 高等学校で教鞭をとり、1977年にサンフランシスコ州立大学で英語教育学修士を取得。1980年に昭和女子大学助教授に就任し、理事長秘書室長を兼務しました。1990年から同大評議員も務めています。
今回の学長就任にあたり、金子氏は現在と未来の後輩であるTUJの在学生とこれからTUJに入学を考える志願者へ向けて、次のようにエールを送っています。「TUJで、世界の第二言語習得・英語教育研究分野を牽引する著名な教授陣や、新進気鋭の研究者から直接教えていただいたことが、私の教育者・研究者としての基であり、誇りです。気づいていないチャンスはきっと誰にでも目の前にあります。失敗は成功へのステップです、是非皆さんもチャレンジを続けてください」
著書
- 第二言語習得-SLA研究と外国語教育 (編著、大修館)
- 第二言語習得と英語科教育法 (共著、開拓社)
- 英語学習者コーパス活用ハンドブック (編著、大修館)
- Use of English by Japanese Learners: Study of Errors (三秀舎)
- 中学校総合的研究英語 (監修、旺文社)
- 現場で使える教室英語-重要表現から授業への展開まで (監修編著、三修社)ほか