世界で自分の居場所を見つけることについて、卒業生の証言ほど強いメッセージはありません。第6回を迎えた「Life AFTER TUJ 2016」は学生ラウンジ「The Parliament」で開催され、80名を超える学生が未来の自分の声である卒業生の言葉に熱心に耳を傾けました。このイベントは国際ビジネス学科ディレクターのウィリアム・スウィントンと就職部の主催で行われました。
さまざまなバックグランドを持つ5名の卒業生が登壇し、自身の経験やアドバイスをそれぞれの言葉で語りました。「いつから就職活動の準備を始めるべきか聞かれたら、大学に来た『初日から』と答えますね」と元海兵隊で現在は多国籍コンサルティング会社でIT専門家として勤務するリチャード・ジェイさん(国際ビジネス学科 2015年卒)は強調しました。また、会社経営者として活躍する佐藤陽子さん(心理研究学科 2006年卒)は「わからないときは、とにかく行動してみてください。…多くの経験があって、いまの私があります」と話し、できるだけ多くの機会を利用するよう学生を激励しました。ジェシカ・シャクレットさん(アジア研究学科 2011年卒)は卒業後すぐ英語教師としての仕事に就き、いくつかの転職ののち、現在は日本の製薬会社でアート・ディレクターとして勤務しています。「あらゆる仕事が自分の好きなことや得意なことを見つけ出す手助けになりました。英語を教えることで、より日本語を学びました。というのも子どもたちは(日本語で自分たちが言っていることを)私がわからないと容赦なく笑いの種にしますから。…時間はかかりますが、失敗の数だけ、多くを学びます」と彼女は力説しました。
在学生からの質問で、就職活動中にTUJがどのように企業から認識されていたかとの問いに、現在米国のIT企業の日本支社で働く山田礼さん(ビジネスマネジメント学科 2010年卒)は、「もし(人事担当者が)TUJを知らなかったら、その面接がどれだけ価値あるものか訴えるチャンスと捉えてください。TUJのよさをアピールして、長所をどんどん伝え、あなたがTUJで学んだ強みに焦点を当ててみてください」と答えました。また、公共政策のアドバイザリーを行う会社でコミュニケーションマネージャーとして勤務する高橋美菜さん(コミュニケーション学科 2002年卒)は、「彼ら(人事担当者)にあなたがどれだけ素晴らしいか伝えてください。あなたがその企業に入社する初めてのTUJ卒業生だとしたら、あなたがTUJのエバンジェリスト(伝道師)になるのですから」と付け加えました。