(文、写真)ニコラス・シーグリーブス(学生ライター)
(翻訳・編集:TUJ広報・マーケティングサポート部)
米国テンプル大学は、近年、学生や教員の国際的な多様性では、米国でもトップクラスに位置づけられ、現在、世界128の国の出身者が学んでいます。テンプル大学には国際的な影響力もあり、東京とローマに長い歴史を有するキャンパスがあります。テンプル大学ローマキャンパスは、米国本校と比べると小規模で、1学期間、または1年間の短期留学プログラムのみを提供しています。それとは対照的に、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、1学期間、1年間の短期プログラムがあるだけでなく、外国大学の日本校としての位置づけもあります。ローマ校とは異なり、TUJでは、日本、米国、その他世界各国の学生が、日本を離れずにフルタイムの学位取得プログラムを修了することができます。
TUJと米国本校とでは規模は比較になりませんが、これら2つのキャンパスは国際的な多様性へのテンプル大学のコミットメントを共有しています。私はこれまで米国本校で学び、現在、2017年秋学期をTUJで過ごしています。その経験から言えることは2つのキャンパスには似たところがあって、どちらも国際的に多様なコミュニティだということです。そのおかげで、故郷からははるか遠く離れた国にいながら、まるで故郷にいるかのような感覚でいられます。そのため、フィラデルフィアでの生活から東京での生活への移行はたやすいものでした。学生の多様性という類似点に気づいている学生は他にもいます。コミュニケーション学科4年生のタイラー・デバイスさんも今学期TUJで学んでいる学生で、2つのキャンパスがどちらもたいへん多様性に富んでいることを喜んでいます。「このキャンパス [の多様性] が米国本校キャンパスととてもよく似ていることに驚きました。そして、その環境は私を幸せな気持ちにさせてくれます。本校キャンパスに戻ったかのような思いにさせてくれるからです」と、タイラーさんは語ってくれました。
TUJでの経験を語ってくれるのは、米国本校からやってきた学生だけではありません。TUJに直接入学してきたフルタイム学生と、米国本校以外からの海外留学生も在籍しています。TUJコミュニケーション学科3年生のツジモトカホさんは、英語で学ぶ大学で勉強していることを日本人の友人たちに羨ましがられているそうです。「私が“英語で”学ぶ大学に通っていることを、友人たちは褒めたたえてくれます。[TUJの]学生がとても多様で、気に入っています。[将来、] 日本の人口はずっと縮小し、日本人はグローバル化しなければなりません。多様性はグローバル化のために必要不可欠です」と、カホさんは語ってくれました。TUJの多様性を気に入っているもう一人の学生は、サンディエゴ大学からの短期留学生のジャレッド・プウーロビンソンさんです。ジャレッドさんは、サンディエゴ大学の学生もとても多様だと指摘したうえで「[TUJは] 想像していたよりもはるかに多様で、この様子が気に入っています」と、語っています。
(学生ライター)ニコラス・シーグリーブス
テンプル大学(米国本校)コミュニケーション学科専攻、ビジネス学科副専攻4年。2017年秋学期、TUJに短期留学中。米国本校の学生が発行する学内新聞「The Temple News」、国際派向け雑誌「Freely」のライター、写真記者もつとめる。