テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は11月6日、三軒茶屋の昭和女子大学敷地内に建設された新キャンパスにて完成記念式典を開催しました。米国テンプル大学本校から理事長ミッチェル・モルガン、総長リチャード・イングラートをはじめとする約40人の代表団が来日し、また日本国内外から関係者、支援者が250人程参列して、リボンカット、鏡割りが行われました。
その後、昭和女子大学・人見記念講堂に会場を移し、同大学の坂東眞理子理事長・総長へのテンプル大学名誉博士号授与式が執り行われました。
式典では、フィラデルフィアから来日した米国本校総長イングラートは冒頭で挨拶に立ち、1884年創設の歴史あるテンプル大学にとって、本校で最先端の設備を誇るチャールズ図書館が開設されたことと並んで、東京(三軒茶屋)に誕生したTUJの新キャンパスは今年完成した2つの重要施設であることを挙げた。坂東理事長・総長について「ご自身とご家族のためのみならず、著作を通じ、公職を通じ、また高等教育機関の長としての職を通じて日本と世界の多くの人々に影響を与え、進むべき道筋を示してこられました」と功績を称賛しました。
来賓祝辞として福田康夫元首相は、官房長官兼男女共同参画担当大臣時代に、坂東理事長・総長が男女共同参画局長をしていた実績を振り返り、また現職高等教育の現場における活躍を称え、「これからテンプル大学、昭和女子大学が発展し、役割を果たすことを期待する」とはなむけの言葉を述べられました。また、在日米国大使館からのメッセージとしてニコラス・M・ヒル首席公使代理は、「両国市民の交流を深め促進することを重要な使命のひとつ」と考えており、「輝かしい歴史の新たな幕開けにあたり、両校のますますのご発展をお祈り申し上げます」と祝意を表しました。
授与式会場では、TUJが日本公演の教育機関パートナーを務めるフィラデルフィア管弦楽団のカルテットがお祝いの演奏を奏で、祝典に花を添えました。
授与式後、TUJ新キャンパス学生ラウンジ/カフェテリアにて催されたイブニングレセプションには政財界から300人を超える諸氏が集い、TUJの新たな門出を祝し、盛会にて幕を閉じました。
写真:デレック・ペコ(コミュニケーション学科4年)