TUJ Holds Its First Online Bilingual Career Fair in Response to COVID-19

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:ブルース・ストロナク/TUJ)は、日本語と英語の両方を使った就職説明会を初のオンライン形式で実施しました。

就職部では毎年春学期(1月から4月中旬)に、TUJの卒業生採用に意欲を示す企業が参加するキャリアフェアを学内で開催し、学生が直接企業と向き合う機会を提供してきましたが、昨今のコロナウイスによる状況を鑑み、オンライン形式を取り入れたものです。

当日は、国際人材採用に積極的な日系企業、在日の外資系企業など合計10社が参加し、日本での就職を希望する外国人学生(本学学部生の約6割が欧米を中心とした約60ヶ国出身)、母国へ帰国中で海外から参加の学生、そして日本人学生が、画面を通じて企業の採用担当者やOBの生の声に耳を傾けました。

今回のオンライン就職説明会では各企業30分の持ち時間を設定、同時間帯に2企業のセッションを開催し、学生はそれぞれのセミナーに事前に登録し参加する仕組みが取られました。

本学では、春学期中であった3月2日よりすでにZOOMを使ったオンライン授業を実施しており、学生にとってオンラインセッションは既に日常化しています。

アメリカンエンジニアリング社 ジェイミー・ホランド氏(写真右上)によるプレゼンの模様
アメリカンエンジニアリング社 ジェイミー・ホランド氏(写真右上)によるプレゼンの模様

当日はスーツ姿で画面に向かう学生も多く見られ、企業側からスライドやビデオを交えたプレゼンの後、質疑応答となると、チャット機能や実際に画面越しに挙手で質問をするなど、積極的に対話を進めました。学生からは、社内の外国人の割合、求められる日本語レベル、具体的な業務、職務内容などについて、日本語、英語の質問が飛び交いました。米国本校やTUJの卒業生などOBのプレゼンターからの生の声を聞く機会もあり、学生にとっては有意義な情報収集、就職活動の時間となりました。

就職部ディレクター澤健太郎は、「こうした大変な時期だからこそ、学生にとって企業採用担当者の方と向き合う機会の創出が必要と考えた。準備の時間がなく、学生への周知など課題があったものの、採用担当者の皆様からの協力もあり成功裏に終えることができた。学生も準備をして臨んでくれて、的確な質問もかなり出ていた。今後平時でもある程度オンライン採用プロセスが増えると予想しており、どのように改善・発展させられるか、学生の意見を踏まえて検討したい」と振り返っています。

<TUJの新型コロナウイルス対策>