国際ビジネス学科で非常勤講師を務めるアンソニー(トニー)・ベダードが2年連続で「ティーチャー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。
2020年の「ティーチャー・オブ・ザ・イヤー」は、2019年夏学期、秋学期、そして2020年春学期を通じて学生の投票が行われました。例年6月に行われる卒業式で受賞者を発表していましたが、今年は新型コロナウイルスのため、延期となりました。
ベダード氏はこの秋学期開始前にオンラインで「バーチャル祝辞」を大学から受け取っています。
教務担当副学長ジョージ・ミラーは次のように述べています。
「本学には学生に愛される素晴らしい教員が多数在籍しています。その中で、2年連続ティーチャー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるということは非常に大きな功績です。ベダード先生が常に質の高い授業をしており、学生との繋がりを作り続けているということの証です。ベダード先生と学生の交流する様子は、まるで同僚と接しているかのように感じられます。学生に敬意を持って接しつつ、クラスを楽しく興味深いものにするという、これらを同時に行うのは難しいこと、ベダード先生ほどうまくやれる先生はそうそういないでしょう」。
ベダード氏は自らの体験や学生との交流について振り返りながら、受賞の喜びを語ってくれました。
– 2年連続受賞についてどのようにお感じでしょうか?
とりわけ学生の投票であるということで、この賞をいただけることは私のキャリアにおけるハイライトです。私の授業を受けた学生から認められるということは、教員として、人として得ることのできる最も偉大な名誉であると思います。2度もいただいたことには、驚きと同時に身の引き締まる思いです。TUJの教授陣には他にもこの賞が相応しい人がたくさんいるからです。私が成長することができたのは彼らによる指導とサポートのおかげです。少なくとも、私が受賞できたのは、私の教育のみならず、TUJ教授陣の指導とサポートの結果でもあるのです。TUJは自分が教師である、教える立場になれると、私に示してくれたのです。この天職を見つける機会を与えてくれた方たちへのご恩はいつまでも忘れません。
– TUJで教鞭を執る楽しさとは、どのようなものですか? 一番素晴らしいと思う部分はどんなことでしょうか?
あらゆる意味においてTUJは素晴らしい環境にありますが、何よりその環境を作り上げているのは学生たちです。ものの見方、体験、価値観の多様性が、ここで教えているすべての人間にとって特別な挑戦と機会を生み出してくれます。誰もが油断は禁物(笑)、常にいろんなことが起こる。私にとってこれ以上、おもしろい場所はないと思っています。大学とは発見をする場所です。ですので、私にとって大事なのは、私が真実だと思うことを学生が学ぶのではなく、彼らが何を真実だと思うかなのです。だからこそ、私はただ学生が自分たちの中に答えを探すように刺激を与え、異なるものの見方に寛容になるだけでいいと思うのです。学生たちに考えるための刺激を与えるだけで受賞できるのかもしれません(笑)。
– これまでのご経歴と、TUJでのご担当領域についてお聞かせください。
私は民間企業で30年ほど様々な管理者としての職務に就いてきた経験があります。私が大学院教育を受けたのもその時期です。私は一生学び続けるという生涯学習の提唱者です。いくつか学位を取得してきましたが数ある中で申し上げると、戦略分野のMBAと、組織心理学の修士号(MSc)を持っています。また、私は公認会計士(CPA)、グローバル勅許管理会計士(CGMA)でもあります。ですが、最終的に行きついたところは、私は教育者だということでした。2007年に生涯教育プログラムの講座を持ち始め、2012年から学部課程の授業を担当しました。そこから教員としてのキャリアが発展していったのです。最近では、マネジメント修士での授業も担当しています。このように教員として成長できたことは 、TUJが「機会」を大事にし提供していることの表れだと思います。私は、これからもそのことに感謝し続けるでしょう。
< ティーチャー・オブ・ザ・イヤー 2019 & 2020 トニー・ベダード先生 トークイベント>
- 日時:
- 2020年10月16日(金) 18:30-20:30
- 形式:
- ハイブリッド (キャンパス内対面 – 30人まで/ ZOOMオンライン)
- 申し込み:
- TUJ学生、教職員は、こちらのフォームから。
- 一般のご参加は、tujresearch@tuj.temple.edu宛メールにてお申し込みください。
TUJ学部課程、国際ビジネス学科 共催