左：ナオミ S. モーアさん、右：宇尾野 直斗さん
テンプル大学ジャパンキャンパス（東京都世田谷区／学長：マシュー・ウィルソン、以下TUJ）の2021年度卒業式まで、あと数日となりました。式典は6月6日（日）午後2:30から昭和女子大学人見記念講堂で執り行われます。
当日は大学学部課程、大学院課程（教育学研究科・マネジメント修士・ロースクール）の卒業生を代表し、ナオミ・サニカ・モーアさん（学士）、そして宇尾 野直斗さん（法学修士）のお二人が、今年の卒業生を代表してスピーチを行います。今回スピーチを行う二人はどんな人物なのか、お二人をより知るべく今回彼らにインタビューを行いました。
ナオミ・サニカ・モーアさん（学士、心理研究学科）
米国ワシントン州出身のモーアさんは2019年にTUJに入学し、心理学研究を専攻しました。現在、広島大学脳・こころ・感性科学研究センターデジタル脳科学ラボの研究助手を務めています。TUJでの研究プロジェクト「性の健全性と心身の満足度に関する学生アンケートの開発」で、米国テンプル大学本校のリビングストン学部研究賞（社会科学部門）を受賞しました。今後モーアさんは、インターナショナルスクールでのカウンセリングやプログラム開発の分野でキャリアを積んでいきたいと語っています。
TUJの生活の中で最も恋しいことは何ですか？
TUJのキャンパスは私にとって、足を運べば必ず誰か知っている人がいる場所でした。「やあ（hi）」と友人たちに声をかけるだけで、ここが自分の居場所なのだと感じることができたのです。TUJは様々な背景を持った学生たちが集まる場所だからこそ、時に人と交流するのが難しいと感じる人もいるかもしれませんが、私は自分とは全く異なるたくさんの人たち知り合えたことをとても幸運なことだと思っています。そのおかげで、違いを超えて人とコミュニケーションをとることが、以前にもまして得意になりました。TUJでのこうした環境はチャレンジングではありましたが、同時にとてもエキサイティングなもので、ここから離れるのは寂しいばかりです。素敵な先生たちや友人との会話も、かけがえのない思い出となりました。彼らがいてくれたからこそ、私がいつでも受け入れられるコミュニティがここにあると感じられたからです。
子供の頃の夢を教えてください
昔は小児精神科医かビデオゲームデザイナーになりたいと思っていました。でもこの二つの進路は全く違うものなのでどうしようと困っていました。結局、心理学を学び、セラピストとしての道を歩むことにしました。ただラッキーなことに、TUJの授業「ビデオゲーム産業と文化」で実際にゲームを作る機会があったんです。期末の課題論文では「ビデオゲームにおけるメンタルヘルス表象」というトピックで取り組みました。そこで制作の現場では臨床心理士も関わりゲームを作っているということを知ったんです！ なのでいつかもしかしたら私の幼少期からの夢が両方叶う時が来るかもしれません。
宇尾野 直斗さん（米国法法学修士）
新潟県出身の宇尾 野直斗さんは、2015年に一橋大学法学部を卒業後、シティグループ証券株式会社で国内株式・OTCデリバティブ業務に携わっています。2018年にTUJに入学し、米国法法学修士を取得しました。
TUJでの印象に残っている思い出について教えてください
そうですね、私の中で印象に残っているのは、TUJでの授業そのものです。内容もすごく面白いものばかりで、向上心があって経験豊富なクラスメイトと共に学ぶ授業は、とても刺激的でした。週末に彼らとカフェで集まった勉強会もとても楽しかったし、そこでの時間が自身の伸びしろにも繋がりました。クラスメイトの中には、現役で企業や団体の法務部に勤務していたり弁護士の方が多く、それぞれの会社の文化も違います。普段とはまた違った人たちと交流できることがとても楽しく、自分にとってのリフレッシュにも繋がりました。
卒業後のこの夏の予定は？
人生の中で２回目になるスカイダイビングに挑戦したいと思っています。つい最近、インドアスカイダイビングを体験し、もう一度あの標高4000メートルから観る壮大な世界とスリルを味わいたいなと思っています。
今後の目標や夢について教えてください
弁護士に憧れていて、大学は法学部に入学しましたが、他学部の授業にもとても興味があり、幅広い分野の科目を受講しました。当時は弁護士試験を受けずに企業に就職という道を選びましたが、TUJ卒業後は、ロースクールで学んだ知識を生かし、弁護士試験に挑戦しようと思っています。
お二人のスピーチはもちろん、卒業式当日の模様は世界各地からも視聴できるよう、インターネットライブ中継により動画配信されます。
中継はこちらのページ、もしくはTUJ YouTubeチャンネルよりご覧いただけます。
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