テンプル大学代表団が明治大学を訪問。テンプル大学のイングラート総長(前列中央左)と明治大学の上野学長(前列中央右)。写真提供:明治大学

米国テンプル大学本校および、ローマキャンパスの代表団がこのほど、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)と提携関係にある明治大学および昭和女子大学を訪問し、それぞれの学長らと意見交換を行いました。両大学の連携を強化するため、幅広い教育テーマについての意見交換が行われました。 テンプル大学代表団は、2024年5月17日に挙行された卒業式に参加するために来日していました。

テンプル大学本校からは、リチャード・イングラート総長、グレゴリー・N・マンデル シニア・バイスプレジデント兼プロボスト、エミリア・ザンキナテンプル大学ローマキャンパス学長兼バイスプロボスト・オフ・グローバル・エンゲージメントが来日。一行は2024年5月16日に明治大学を訪問し、4月1日に就任した上野正雄学長をはじめとする大学幹部と会談しました。今回の訪問は、先月4月のマシュー・ウィルソンTUJ学長と加藤智恵上級副学長の訪問に続くもので、今回も2人は同行しました。

テンプル大学代表団が昭和女子大学を訪問。昭和女子大学の坂東総長(前列中央右)、同大学の金尾学長(前列右端)。写真提供:昭和女子大学

明治大学上野学長は、今回のテンプル大学一行の訪問に感謝の意を示し、両大学の交流は、2012年に「明治大学とテンプル大学の米国本校との協力協定」が締結されて以来、強化されてきたことに触れられました。イングラート総長は、明治大学の歓待に感謝するとともに、テンプル大学はパートナーシップを大切にし、今後もさらに発展強化していくこを強調。また、両大学に利益をもたらす協力関係への期待を表明しました。

同日5月16日、一行は昭和女子大学を訪問し、坂東眞理子総長、金尾朗学長ら幹部と意見交換を行いました。2019年にTUJが三軒茶屋に移転して以来、両大学は教育活動や課外活動などさまざまな形で関係強化に努めてきています。TUJと昭和女子大学の学生が、お互いのキャンパスで学び、単位を取得する交換留学制度もその一つです。キャンパス校舎が近いというメリットを活かして、両大学の学生、教職員はさまざまな文化活動にも取り組んでいます。

TUJは、三軒茶屋移転前の2018年に、「ダブルディグリー・プログラム」の提供をスタートしました。昭和女子大学学部生は、同大学で3年、TUJで2年、合計5年間でダブルディグリーを取得できるようになりました。さらに、2022年4月、TUJのマネジメント修士(MiM)プログラムと昭和女子大学が連携することに合意し、新たに「3+1」プログラムの提供を開始しました。これは、昭和女子大学学部生が3年間で早期卒業した後、1年間でTUJのMiMプログラムを修了し、合計4年間で学士号と修士号を取得するというものです。


関連ニュース