学生ラウンジ「The Parliament」入り口に展示された、学生が制作したイベントの装飾。

「TUJ Talks」が テンプル大学ジャパンキャンパス(以下TUJ)の学生ラウンジ「The Parliament」で2024年11月8日、開催されました。会場は立ち見が出るほどの盛況で、学生や教職員の熱気であふれかえりました。

「TED Talks」のTUJ版である 「TUJ Talks」は 、学生によって企画され、学生たちの才能や興味、そしてアイデアを紹介する場としてスタート。5度目の開催となった今回も昨年同様「スピリット・ウィーク(Spirit Week)※」の最終日に行われました。

今回のTUJ Talksのテーマは 「Once Upon A Time…(むかしむかし)」。子どもの頃に両親に寝る前に読んでもらった物語からインスピレーションを得ています。 当日はマシュー・ウィルソン学長の「本日は才能豊かなTUJの学生たちが、それぞれの物語や体験、そして創造性を披露してくれます。きっと素晴らしい発表になることでしょう」というビデオメッセージで始まり、スピーカーたちが聴き手の心に響くストーリーを届けました。

トップバッターを務めた主任司書のドリュー・ダムロンさんのテーマは「山から学んだこと」。 コロナ禍をきっかけに始めたハイキングを通して、困難を乗り越える力や仲間との絆、感謝の気持ちを持つことの大切さなど、様々なことを学んだと語りました。大型スクリーンに映し出された美しい自然と臨場感あふれる語りに、会場は引き込まれていきました。

また、米国フィラデルフィアのテンプル大学本校4年生で、本秋学期はTUJで学んでいるサラ・アル・ハファーさんは、シリア系アメリカ人としてのアイデンティティについて、心のこもったスピーチと詩を披露しました。率直で力強く語りながら、詩を通じて自身の体験を共有し、参加者に深い感銘を与えました。

TUJ Talksでは、スピーチのほかにも、学生によるダンスや近隣の国立音楽院の学生によるバンド演奏など様々なパフォーマンスが披露されました。会場からは自然と手拍子が湧き起こり、パフォーマーと観客が一体となった熱気に包まれていきました。

スピーチやパフォーマンスを通じて次々と紡がれる物語に、時に笑い、時に深くうなずく学生たち。会場全体が一体となって示す温かな反応は、まさにスピリット・ウィークが目指す『愛校心と学生同士の結束』そのものに。この夜に共有された多くの物語は、TUJの絆をより一層深め、秋の夜長に確かな余韻を残していきました。

※スピリット・ウィーク: 米国の学校で恒例の、愛校心と学生同士の結束を高める目的の文化イベント。

「TUJ Talks」の様子の写真:


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