平成14年10月09日

テンプル大学ジャパンキャンパスは、国連大学高等研究所と共に、日本の若者に関する問題を取り上げた共同プロジェクトを企画しております。

“WAKAI: Youth Culture in Japan(日本の若者文化)”は、日本の若者の文化を多角的に検討するため、2002年秋に様々なイベントを開催します。若者は、文化的トレンドをリードし、社会を創る革新的なエネルギーですが、同時に、社会変化の影響を受けやすい脆い存在とも言えます。そのため、国際化や技術革新により変化しつつある日本の文化や問題点を直裁に反映するとも言えるでしょう。

WAKAIは、教育関係者、メディア代表者、公共政策関係者などが若者と対話できる機会をつくり、若者文化と大人や主要組織との橋渡しとすることを目的として企画されたプロジェクトです。これらは、若者を対象とした政策提案を目的とする、金沢拠点の組織Ishikawa International Cooperation Research Centre(IICRC)で始められたリサーチの延長でもあります。IICRCは国連大学の関連機関であり、テンプル大学ジャパンキャンパスと共にこのプロジェクトの支援を行います。

プロジェクトは以下の3つのセクションに分かれています。

10月8日(火曜日)円卓会議

国連大学(東京都港区青山)にて、日本の若者文化に関する専門家、識者などを招いてセミナーを終日行います。議題は、消費文化、メディア、公共政策の3つからなり、最終的にはパネリスト達が共通の関心事について議論する本会議となります。

10月18日(金曜日) Pacific Rim Lecture

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都港区南麻布)にて、引き続き若者に関する問題点につき国連大学から選ばれたパネリストを交えて討論を行います。また、学生たちも参加してディスカッションを進行します。このイベントはアジア研究学の学者たちがそのリサーチ結果を公に発表するものであり、テンプル大学ジャパンキャンパスが主催するPacific Rim Lecture Seriesの一環であります。

11月30日(土曜日) WAKAI: コンファレンス

テンプル大学ジャパンキャンパスにて、ワークショップ、セミナー、ゲストスピーカーによるレクチャーなどを含む若者たちのミーティングを行います。議題は、メディアとファッショントレンド、日本経済における雇用形態とフリーター文化、性的意識と性の属性、非行と犯罪、多様化文化社会における人種や民族の多様性などをとりあげることとなるでしょう。

このコンファレンスは学生が主体となって創り上げていくものであり、彼らの関心事を反映させるため、イベントに先立って、学生たち自らコンファレンスで発表するトピックスを決定します。

このコンファレンスは無料で一般に公開されます。また、学生や若者主体の各種団体などの参加を広く歓迎します。お問い合わせ、登録方法などは、<http://www.tuj.ac.jp/icas/the-institute/subject-areas/wakai-project/>

または下記にお願い致します。

Kyle Cleveland, Ph.D.
テンプル大学ジャパンキャンパス スチューデント・サービス・ディレクター
電話:03-5441-9800または携帯090-4606-9779
Fax: 03-5441-9822
e-mail: kyle@tuj.ac.jp

Ann Yamamoto
C/O 国連大学
電話:03-5385-9890または携帯070-5212-3492
e-mail: yamamoto_ann@yahoo.co.jp

テンプル大学ジャパンキャンパス、国連大学、IICRCについては下記URLをご参照ください。
テンプル大学ジャパンキャンパス www.tuj.ac.jp
国連大学 www.ias.unu.edu