平成16年2月17日

観光ビジネス学科は2009年7月をもって入学者募集を停止いたしました。

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)の学部課程では、2004年夏学期(5月開講)より観光ビジネス学科を新設することになりました。今回の新設は、将来、世界を舞台に観光ビジネス業界で活躍するために必要な準備をしたいという多くの学生からの希望に応えるものです。本学科の大きな特徴としては、最初の2年間はTUJで学び、その後、本校(米国フィラデルフィア)の観光ビジネス学部にて後半2年間を修了するという学習体制になっている点です。

本学科では、観光ビジネス業界-国際会議・イベント運営、ホテルなどの宿泊施設、レストラン、テーマパーク、クルーズ、運輸関係など-の仕事に必要とされるマネジメント、マーケティング、企画、ITなどの能力を養います。TUJ及び本校の同学科において必修科目であり、最も重要視しているのは、インターンシップ制度です。業界の関係者でアドバイザリー・ボードが構成される予定で、インターンシップ先の確保、学生へのアドバイスなどにおける支援提供が期待されてます。

最近の日本の大学生を対象とした就職先人気企業ランキングでは、トップ10社のうち3社が観光ビジネス業界に属し、人気の高さを物語っています。またグローバル化が進む中にあって、様々な国籍の顧客のニーズを理解し、対応できる観光ビジネスのプロの存在は今後ますます必要となるであろうと見込まれ、今回新設される観光ビジネス学科はTUJの新しい人気学科となることが予想されます。30ヶ国以上の国籍の学生が学び、全ての授業が英語によって行われるTUJの学習環境は、英語が必須とされる観光ビジネス分野での就職を考えている学生にとっては、他にはない絶好の学習の場と言えるでしょう。

世界総生産の10.2%(3兆5,269億ドル)、世界の雇用機会の7.6%(19,450万件)を生み出している観光業は、1999年以来、世界ナンバーワンの産業となっています(世界観光旅行評議会調査)。 国内においても、日本政府は観光を21世紀の中心産業と位置付け、外国からの観光客を増やすため“ビジット・ジャパン・キャンペーン”を展開しています。このような状況から、TUJの観光ビジネス学科を通して専門的な学習と国際的な経験を身につけた、観光の専門家への需要と雇用機会の増大が見込まれます。

本校観光ビジネス学部の副学長を務めるエリザベス・バ-バ-博士は、今回の学科新設にあたり、「私達のプログラムを東京でも開講することができ、大変嬉しく思っています。海外旅行に関心の高い日本人や日本政府の観光キャンペーンから、TUJの学生にとって観光ビジネスは非常に有望なキャリアと言えるでしょう。またTUJの学生だけでなく、本校の学生にとっても日本でインターンシップの経験をしたり、様々な国籍の学生からなるクラスで学習することによって、国際的な経験を積めるという意味で多くのメリットをもたらすことになると思います。」と期待を述べています。