平成17年3月1日
テンプル大学ジャパンキャンパス( TUJ:東京都港区 学長カーク R. パタソン)は、3月1日付けで、JR東日本及び東日本の私鉄各社より同大学の学位取得を目的とした学生が、通学定期乗車券及び学生割引普通乗車券の適用を受けることになったことを発表しました。これは、平成17年2月14日にTUJが文部科学省より「外国大学の日本校」として正式に指定されたことによるものです。
TUJは1982年にペンシルベニア州立テンプル大学の日本校として東京に設立。日本政府の定める学校法令下になかったため、これまで学生はJRをはじめとする公共交通機関の学生割引制度を受けることができませんでした。今回の学割の適用は、これまでTUJが抱えてきたさまざまな課題-外国籍の学生に対する留学ビザの発行、授業料への消費税適用免除、通学定期券の購入、20歳以上の学生に対する国民年金支払い猶予などのうち、早期解決につながったもののひとつです。
今回の適用をうけた TUJ大学学部課程の学生、高橋優一君は「大変うれしいです。私たちがTUJ開校以来、初めて学割を使える学生だと聞いて、感激しています。」と感想を述べています。
TUJのパタソン学長は、「関係鉄道各社には、今回の文部科学省の指定発表を受け、早急に学生割引の処置を講じていただき心より感謝しています。文部科学省からの指定をいただいたおかげで、TUJの学生が、日本の大学へ通う大学生と同じ恩恵を被ることができるようになりました。今回の措置によって、TUJとその学生が公平な取り扱いを望んで長年主張してきた問題がひとつ解決されたことになりますが、それ以上に、今後の勉学・就職等将来の夢の実現に向けて、TUJの学生自身の経済的な負担が軽くなったということに大きな意義を感じています。」と語っています。