平成17年2月14日

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ:東京都港区 学長カーク R. パタソン)は、2月14日付けで文部科学省より「外国大学の日本校」として正式に指定されました。外国大学の日本校として指定を受けた外国大学の日本校は、TUJが初めてです。これによって、本学の学生の日本の大学院への入学、または日本の大学との単位互換などが、正式に認められることになります。

指定を受けるためには、いくつかの基準を満たす必要があります。そのひとつには、外国大学等の日本校がその本校と同じ課程を有し、同じ学位を授与するものであること。また、外国大学等の日本校の本校が当該外国の学校教育制度において、正規の大学として位置付けられていることなどが挙げられます。

指定を受けるまでのプロセスは、 TUJが基準を満たしていることを証明する申請書類を米国大使館に提出し、その書類をもって大使館が文部科学省に正式な申請を行いました。2月14日に文部科学省から本学の申請が受理され、指定されたという連絡を受けました。当連絡を受け、ハワード・H・ベーカー駐日米国大使は、「今回の指定は、テンプル大学がすばらしい高等教育機関で、アメリカの教育全般が優れていると賞賛するものといえます。文部科学省の決定はより多くの日本の学生に、質の高いアメリカンスタイルの国際的な教育の恩恵を受ける機会をもたらすことであり、喜ばしく思います。テンプル大学の例にならい他の米国教育機関が日本校の開設を真剣に検討することを願っています(TUJ訳)。」と述べています。

TUJのパタソン学長は、「この度の指定制度の新設は、文部科学省の高等教育に対する改革と改正へのコミットメントを表すものと受けとめています。今回の指定によって本学の質の高い教育が証明され、数を増す学生のニーズを満たすことがより可能になったと言えるでしょう。と同時に、初の外国大学日本校として、日本の教育システムの更なる発展に貢献すべく一層の努力をする特別な任務を負っていることも痛感しています。」と語っています。

TUJは1982年にペンシルベニア州立テンプル大学の日本校として東京に設立。この新しい制度が、TUJが抱えるさまざまな課題-外国籍の学生に対するビザの発行、通学定期の割引、20歳以上の学生に対する国民年金支払い猶予、授業料への消費税適用免除などの解決につながると強く期待しています。