2008年6月17日

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都港区学長ブルース・ストロナク)は6月15日(日)、都内のホテルニューオータニにて卒業式を挙行しました。今年度の卒業生は大学学部(準学士・学士)、大学院(修士、博士)合わせて171 名にのぼりました。式は、5月22日に行われたテンプル大学本校(米国ペンシルベニア州フィラデルフィア)の第121回卒業式の一環として開催されたもので、米国本校からはリサ・スティアノ・コイコ副総長を始めとする9名からなる代表団の他、米国大使館より広報・文化交流担当ロナルド・J ・ポスト公使が参列、華やかに卒業を祝いました。

テンプル大学本校バイスプレジデント兼ロースクール学長 ロバート・ラインシュタイン博士(左)から卒業証書を受け取る卒業生(右)

今年の卒業式は、テンプル大学本校のインターナショナル・プログラム担当バイスプレジデント兼ロースクール学長であるロバート・ラインシュタイン氏による基調講演に注目が集まりました。ラインシュタイン氏は、テンプル大学の国際教育部門の責任者として、1982年のジャパンキャンパスの設立に携わり、以来 26年にわたりその存在を支え続けてきた人物です。1980年から90年代にかけては40あまりの海外大学が日本に進出、撤退を余儀なくされたといわれています。本学も過去26年間、財政・運営両面でさまざまな困難に遭遇しましたが、そのたびにラインシュタイン氏を中心とするテンプル大学本校の国際教育に対する固い信念とサポートのもとに乗り越えてきました。同学長は「テンプル大学ジャパンキャンパスは2005年に文部科学省より外国大学日本校の指定を受けました。26年前の開校当時には考えられなかったことですが、同省がテンプルの実践している大学教育-論理的に考え、問題を分析、その解決能力を育成するといった教育スタイルを評価している表れだと考えます。2ヶ国語以上を操り、異文化を理解し、自分の考えを明確に表現できるテンプルの卒業生。日本の高等教育改革が叫ばれている中、新しい高等教育のモデルとなるテンプルの教育をうけた卒業生は将来世界のリーダーとして活躍することを確信しています」と述べました。

式の後半、卒業式のハイライトである卒業証書の授与が行われました。ガウンと式帽に身をつつんだ卒業生が壇上にあがり、ひとりひとりに卒業証書が手渡されました。今年は大学学部課程で、準学士9名、文学士84名、理学士2名が誕生、大学院課程では、法学修士20 名、経営学修士19名、教育学修士32名・博士5名が卒業しました。

今年4月に学長に就任したストロナク学長は、初めて送り出す卒業生及びその家族に英語と日本語の両方ではなむけの言葉を送り、 2時間に及んだ式典は同学長の閉幕の辞で幕を閉じました。