テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)は、来年創立40周年を迎えるにあたり、エジンバラエンタープライズ代表取締役社長のポール・クオ氏が、11月3日付でBoard of Overseers*(理事会)の会長に就任したことを発表しました。クオ氏はテンプル大学米国フィラデルフィア本校の最高意思決定機関であるBoard of Trustees(本校理事会)から正式に任命を受けました。

クオ氏は2019年からTUJ理事会のメンバーであり、12年間会長を務めた金子みどり氏の後任となります。TUJ理事会は、学外の第一線で活躍する13人の専門家を迎え、学術・運営両面においてTUJを支援するアドバイザリー機関です。米国テンプル大学総長およびBoard of Trustees(米国本校理事会)の審議委員会により、2011年2月に設立・承認されました。Board of Overseersは、学外組織や個人がTUJの真のグローバル教育を享受できるよう、その橋渡しとしての役割を担ってます。

ポール・クオ氏の略歴

1984年タフツ大学経済学部卒業、1986年コロンビア大学MBA取得。ゴールドマン・サックス証券ニューヨーク本社・日本支社を経て、1994年からクレディ・スイスへ移り、2012年まで日本の最高経営責任者を務める。日本資本市場の国際化・自由化に関わり東京証券取引所取締役取、国際銀行協会会長、日本証券業協会証券戦略委員を経験。クオ氏は、現在、エジンバラエンタープライズ代表取締役社長として起業家支援、またエンデバージャパンやスシロー・グローバルホールディングス、ハンズ・オン・トーキョーの役員も兼務している。

クオ氏のコメント

「ここ数年、目まぐるしい勢いで発展してきたTUJを更に発展させるために、TUJのコミュニティと一丸となり、邁進していけることを楽しみにしています。2022年にTUJの創立40周年を迎えるにあたり、次の40年に焦点を当てた新しいリーダーシップチームの一員になれることを光栄に思います。 TUJは、日本の教育システムに必要な多様性を向上させるために重要な役割を果たすことができますし、グローバルな人材を育成するために他に類を見ない存在です」

TUJ学長マシュー・ウィルソンのコメント

「テンプル大学ジャパンキャンパスが来年40周年を迎えるという重要な時期に、ポール・クオ氏が理事会の会長に就任したことを大変嬉しく思います。彼は、その専門知識、革新的な考え方、リーダーとしての豊富な経験を活かして、今後、TUJ全般にわたり我々のニーズに応えてくれるものと確信しています」
「同時に、金子みどり氏の12年間にわたるTUJへの貢献に心から感謝したいと思います。彼女は、アマゾンジャパン合同会社、GEジャパン株式会社、シティグループジャパンホールディングス合同会社での要職を歴任されており、本学にとってかけがえのない存在であるとともに、TUJの学生にとっても刺激となっていました」金子氏は今後も理事の立場でTUJを継続的にサポートしていきます。


 
テンプル大学は米国フィラデルフィアにある公立の総合大学で、約38,000人の学生が在籍し、日本を含め8つのキャンパスを擁しています。テンプル大学は、タイムズ・ハイアー・エデュケーションのランキングで、世界のトップ350大学にランクインしています。TUJでは、手ごろな学費で、学部生や大学院生が米国テンプル大学の学位を、渡米することなく日本国内で修了・卒業できます。1982年の創立以来、異なる文化をつなぐ架け橋を築き、さらには高等教育のグローバル化を推進する役割を果たしてきました。Board of Overseersの支援を受けて、TUJでは引き続き、グローバルな思考を持ち、教育やキャリアにおける目標を追求する学習者のレベルアップを助け、また多文化、協力、イノベーション、起業家精神を奨励していきます。

* Board of Overseers(理事会): 米国大学では一般的な顧問組織。日本の私立学校法に定められた”理事会”とは異なります。