TUJで開催された在日ウクライナ人学生のための交流会で、発表をする学生たち。写真撮影:William Galopin
テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)はこのたび、ロシアの侵攻で母国を追われたウクライナ人学生9名を対象として昨年6月に新設した奨学金制度の延長を決定しました。学費および諸費用の支給を通じたウクライナ人学生への教育支援を2年目も継続いたします。
これらウクライナ人学生に対しては、TUJの提携先ユニネスト合同会社から引き続き住宅が無償で提供されるとともに、この支援プログラムに賛同した伊藤忠アーバンコミュニティ株式会社とKUROFUNE Design Holdings株式会社の2社と個人の支援者1名が、新たに住宅提供に参加することとなりました。
■TUJ学生サービス・交流部の学生サービスコーディネーター、井上ルミ子コメント
「TUJのハウジングパートナー、ユニネスト合同会社より引き続き住居提供をいただけることに心から感謝いたします。伊藤忠アーバンコミュニティ株式会社、KUROFUNE Design Holdings株式会社など、新たなパートナーからのコミットメントを得られたことは、本当に心強いことでした。助けを必要とする人々に教育とサポートを提供するという私たちの使命にご賛同くださった、これらパートナー企業様のご支援を大変光栄に感じています」
TUJは2022年秋学期から本奨学金制度を利用したウクライナ人学生の受入れを開始しており、以来様々な形で彼らを支援しています。去る3月18日には、キャンパス内で在日ウクライナ人学生のための交流会が催され、日本各地の大学や語学学校で学ぶ約90名が集いました。
難民の教育支援を行うNGO、一般社団法人パスウェイズ・ジャパン主催による本イベントは、参加者にネットワーキングの機会や、進路について考える機会を提供することを目的に企画されました。TUJの教室やカフェテリア、学生ラウンジなどを会場に、専門家のアドバイスが受けられるメンタルヘルスセッションのほか企業説明会も行われ、資生堂(化粧品)、エアビーアンドビー(民泊仲介)、モノグサ(学習アプリ開発)が登壇。自社の説明および日本における就職やキャリア形成に役立つヒントを、日本で学ぶウクライナ学生達に提供しました。
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