TUJ正面エントランス前に集まる4大学の代表者とテンプル大学本校のカウンセラー。

米国の4大学の留学アドバイザーおよびテンプル大学本校の10名のカウンセラーから成る代表団が2024年6月10日から14日にかけて、テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長 マシュー・ウィルソン、以下TUJ)を訪問しました。一行は、約70の国と地域から集まる多様な学生たちが生み出す、活気あふれるキャンパスの雰囲気とエネルギーを体感しました。

TUJでは毎年、提携大学の留学アドバイザーを招き、テンプル大学やキャンパスを取り巻く地域コミュニティへの理解を深めてもらうため、さまざまな機会を提供しています。今回の訪問では、授業見学や学生寮などの施設見学を行いました。今回のハイライトは、2025年1月に開校を予定しているTUJ京都への訪問でした。この訪問は、TUJとのパートナーシップを強化し、多文化理解を深めるための重要な機会となりました。

各大学の代表者は、イリノイ大学シカゴ校(UIC)のロバート・スローン教授(コンピュータサイエンス学科長)、ハミルトン大学の大森恭子准教授(東アジア言語文学部学部長)、フォーダム大学のロビン・ジョセフ留学コーディネーター、デニソン大学のコートニー・ジョンソン・ファウラー副センター長(グローバルプログラムセンター)です。

広報のインタビューに応じる4大学の代表者たち。左からロバート・スローン氏、大森恭子氏、コートニー・ジョンソン・ファウラー氏、ロビン・ジョセフ氏

UICのスローン氏は、TUJと日本を訪れるのが初めてだったため、今回の訪問に大きな期待を持って来日しました。特に、TUJのコンピュータサイエンス学科に強い関心を示し、同氏の学科の学生にとって魅力的なプログラムであることを強調しました。TUJのコンピュータサイエンス学科は、3年を日本校で、残りの一年を米国本校で学ぶ3+1型であったものを、2024年9月からコンピュータサイエンス学科の全課程をTUJで修了・卒業できるプログラムに改定しました。「TUJは非常にエネルギーにあふれた大学であり、学長のマシュー・ウィルソン氏も非常に行動力があります」と述べ、UICでコンピューターサイエンスを専攻している2,100人の学生にとって有益な選択肢になると期待を寄せました。

ニューヨーク州北部に位置するハミルトン大学は、パンデミック前には主に語学と歴史に焦点を当てた伝統的な日本留学プログラムに参加していましたが、パンデミックが落ち着いてからここ数年は、TUJに学生を派遣しています。TUJでは学生のニーズに合ったさまざまなコースを受講できることを挙げ、カリキュラムの質の高さとTUJで提供される学生サポートの質の高さにとても感銘を受けたと語りました。また、「受講している学生からのエネルギーを感じました」と付け加えました。

留学コーディネーターであるジョセフ氏は、ニューヨーク州ブロンクスに拠点を置くフォーダム大学の学生が現在TUJで学んでおり、今夏学期には1名、9月の秋学期にはさらに12名が留学予定だと言及しました。また、同大学はテンプル大学のローマ校とも協力関係にあり、ジョセフ氏はコミュニケーションとビジネスを専攻する学生を多く派遣しており、その数は増加傾向にあるとコメントしました。「多くの学生がTUJへの留学を希望しています。TUJの科目の多くがフォーダム大学が提供するカリキュラムと一致しているため、最適な環境だと思います」と語りました。

最後に、オハイオ州を拠点とするリベラルアーツカレッジのデニソン大学のファウラー氏は、過去にTUJで学んだ学生たちから好意的なフィードバックを受けていると語りました。デニソン大学の学生は、9月から始まる秋学期と2025年春学期にTUJに留学する予定です。ファウラー氏にとっては初めての日本訪問であり、今回TUJと日本で経験したことは、同氏にとってはかけがいのないものになりました。今後は、TUJでの留学を検討している学生に対し、今回の経験をもとに建設的なアドバイスを提供できることが楽しみだと締めくくりました。

昨年の同時期も、米国の5大学の代表団がTUJを訪れました。TUJは、そのなかの大学の一つであるニューオーリンズに拠点を置くテュレーン大学の学生を、来る秋学期より新たなプログラム「スピリング・スカラーズ(Spring Scholars)」の下で受け入れを開始します。「スプリング・スカラーズ」プログラムは、同大学の新入生が、提携する海外の大学で1学期目を過ごすことができるという内容で、TUJが毎年行っている留学アドバイザーとの交流が、新なプログラム開始の機会をもたらした例のひとつです。


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