平成17年10月3日

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ:東京都港区 学長カーク R. パタソン)は 2005年 9月 9日大学院教育学英語教授法(TESOL: Teaching English to Speakers of Other Languages)の博士課程において、第 8期 (東京 )、第 5期 (大阪 )を開講しました。教育学英語教授法の修士課程は 1982年の TUJの設立とともに開講されたもっとも歴史のあるプログラムで、博士課程については 1988年に東京で、 1995年に大阪でそれぞれ初めて開講されました。同課程を卒業すると、 TESOLを専門とする教育学博士の資格を得ることができます。

東京における初回の博士課程は 13人の学生が学ぶパイロットプログラムとして開講されました。その成功が、 1995年の大阪における開講につながり、今年の第 8期 (東京 )、第 5期 (大阪 )にはそれぞれ 27名が受講しています。これは同プログラム開講以来最多の学生数となります。そのほとんどは現在高等教育機関において英語を教えている現役の先生で、半数以上が外国人学生です。教育学博士の資格を取得し、キャリアアップを目指したいとする学生が多数を占めます。

仕事を続けながら受講する学生のスケジュールに合わせて、授業は金曜日の夜間と土曜日の午後開講されます。 2年間で規定の受講を終えたあと、学位論文の執筆にとりかかり、計 4年から 7年かかって博士号を取得します。学位論文の作成にあたっては、大学院教授 5名によって構成される学位論文指導委員会が常に学生の指導・サポートを行っています。

TUJ の教育学英語教授法博士課程では、学習環境-特に手厚いサポート体制が大きな特徴です。同プログラムのディレクターであり、教授でもあるケネス・シェーファー博士に代表される豊富な専門知識と熱意をもちあわせた教授陣が揃っています。シェーファー博士は 20年にわたり英語教授法の専門家を育てることに情熱を傾け、博士号取得までの学生達の長い道のりを暖かく見守り、励ましてきた人物です。専門的な知識や教授法を伝授したいという教授陣の熱意、また授業中または授業外でのクラスメートとの交流などが学生達を支え、博士号の取得へと導いています。