平成18年5月30日

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ: 東京都港区 学長カーク R. パタソン)は、5月29日、港区と連携事業に関する基本協定を締結した事を発表しました。締結式は、同大学キャンパスにて行われ、港区の武井雅昭区長とTUJのカーク R. パタソン学長によって、協定書が交わされました。

この協定は、TUJと港区の両者が、お互いに有する資源を活用し、積極的に連携協力することにより、地域社会及び学術研究の発展に寄与することを目的としています。連携事業は、教育、文化、地域振興の3つの分野を中心に予定され、その他インターンシップなどを通して、相互の人材交流を促進することなども盛り込まれています。

教育部門においては、国際理解教育推進事業として港区の教員を対象とした英語教授法セミナーや、異文化交流体験授業等へのサポート、夏休みを利用した中学生対象の英語プログラムや区民や区の職員向けの語学講座の開講などを計画しています。文化部門では、図書館の相互利用や、国際交流の推進、また地域振興部門では、環境問題にかかわる活動への協力や、地域イベントへの協力なども計画に盛り込まれています。

港区の武井区長は、「港区は23区の中でも極めて国際性豊かな地域です。今回、港区はTUJという力強いパートナーを得て、港区の国際性豊かな地域の特性をより充実させ、真の国際理解教育を推進し、文化国際交流のメッカとして地域の発展につながることを期待しています。」と述べています。

TUJのカーク R. パタソン学長は、「今回港区との連携事業の関する基本協定を締結する運びとなり、大変喜ばしく、光栄に思っています。TUJとしてはこれまでも質の高い米国大学の教育を提供することによって地域社会へ貢献して参りましたが、今回の締結によってより具体的な形で区との連携が図れることを期待しています。グローバル化が加速する昨今にあって、港区は教育問題や国際化推進に関して積極的に取り組み、日本の国際化の最前線を担っています。今回の協定締結によって、より多くの区民や在勤者の皆様に国際社会におけるコミュニケーションスキルを学ぶ機会を提供できるよう願っています。」と語っています。