東京都世田谷区にあるTUJキャンパスの正面エントランスの画像
テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長 マシュー・ウィルソン、以下TUJ)は、このたび初めて、在日米国大使館による英語研修プログラム運営のための助成金支給対象に選ばれました。この研修プログラムは、関東圏および関西圏の小・中・高等学校の日本人教員を対象に、コミュニケーション能力を重視した英語教授能力向上を目的としたもので、助成期間は2023年から最長2年間です。
TUJは長年に渡り、大学院教育学研究科において修士課程と博士課程を開講し、日本の英語教育に貢献してきました。1982年から続く教育学英語教授法(TESOL:Teaching English to Speakers of Other Languages)の修士課程は、TUJ開校当初から開設され、今年40周年を迎えます。TESOLの修士課程は、国際化、言語的・文化的多様性、教育の卓越性、研究と教育の融合などを推進することにより、大学としてのTUJのミッションを支えてきました。この40年間で、約1,700の修士号と180以上の博士号が授与されました。今回の助成は、TUJの長年にわたる大学院教育推進の功績が評価されたものと言えます。
本助成金により、TUJ大学院教育学研究科は2023年、日本人教員向けに以下の2コースを提供します。この事業は文部科学省の後援協賛も受けています。
【コース名】「英語教員スキルアップコース」および「英語教員奨学金コース」
【対象】日本の小・中・高等学校の現職教員、指導主事で関東・関西在勤の方
【募集期間】2022年11月15日~2022年12月15日
【参加費】無料(米国政府から全額支給)
【概略】英語教員スキルアップコースは対面式セミナー(東京50名、大阪40名)とビデオレクチャー(最大100名)の両形式が用意され、参加者はいずれか、または両方を受講可能。修了時には「修了証明書」が発行されます。英語教員奨学金コースは2種類での募集となり、50名は、大学院教育学研究科が主催する特別講義シリーズの中から1講義(12時間)を選択、受講できます。さらに10名(東京5名、大阪5名)は、科目履修生として修士課程の講義「Adapting and Developing Language Teaching Materials」(2023年夏に開講予定、3単位取得可)を無料で受講できます。
詳しい情報は下記のウェブサイトを参照ください。
本助成金は、米国大使館広報・文化交流部が今年2月、「英語教員のための教授法研修」カテゴリー として公募したものです。日本における英語教育強化を優先的ミッションに掲げる米国大使館は、日本人英語教員の教授能力向上の機会を提供し、日米間の学生交流の促進に努めるほか、文部科学省が進める英語教育強化も支援しています。文部科学省は2020年、若い世代の英語力向上を企図し、小学5・6年生の英語を正式教科とする新方針を採択しています。
■アメリカ大使館 教育・人物交流担当官グレース・チョイ氏コメント
「このたびTUJの日本人教員向け研修プログラムに資金援助できることを嬉しく思っています。この研修プログラムの内容の質の高さと参加しやすさを評価しました。またプログラム参加後、テンプル大学大学院教育学研究科修士課程で継続的に学ぶ機会も提供されるので、さらなる教員の指導力の維持、向上に資するものであると考えました」
■大学院教育学研究科およびアカデミックイングリッシュプログラムのエグゼクティブ・ディレクター呂敏華(ルー・ミン)コメント
「今回初めてアメリカ大使館の助成金をいただき、たいへん光栄に思います。同時に、このことは私たちが提供してきた教育の質の高さを評価されたものと考えています。本研修プログラムが多くの小中高等学校の先生方にとって英語教授能力向上の機会となることを心から願っています」
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