テンプル大学フィラデルフィア本校にあるTECH Centerでの風景。写真撮影:Ryan S. Brandenberg

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)学部課程コンピューターサイエンス学科では、8月末に始まった秋学期から「3+1留学プログラム」を開始しました。このプログラムでは、最初の3年間をTUJで履修してから、残りの1年を米国フィラデルフィア本校で履修し、修了することで学位の取得ができます。

これは、従来の「2+2留学プログラム(日・米のキャンパスで2年間ずつ学ぶ)」から移行したもので、日本にいる学生にとって、コンピューターサイエンス がより効率的に学びやすくなりました。なお、各キャンパスで2年ずつ履修して学位を取得したい場合は、引き続き「2+2留学プログラム」を選択することができます。

昨今、コンピューターサイエンス分野の重要性がますます高まっています。「3+1留学」プログラム の開始により、より多くの学生がTUJで英語でコンピューターサイエンスの分野を学べる機会が増えることになります。このプログラムでは、アルゴリズム、ソフトウェア工学、コンピューターアーキテクチャ、プログラミング言語、データ構造、オペレーティングシステム、ネットワーク、人工知能、画像処理など、多岐にわたる分野を幅広く学びます。

TUJ教務担当副学長である田岡泰子は、「本学でコンピューターサイエンスのプログラムを1年間延長して日本で提供できることを大変うれしく思っています」と述べています。「フライ・トゥ・フィリープログラム(Fly to Philly Program)※と組み合わせることにより、このプログラムは今までにない教育の価値を学生に提供することになります。約6割が米国を中心とする外国籍であるTUJの学生は、その多くが日本ですべての授業を修了することを望んでいます。コンピューターサイエンスの学生も例外ではなく、3+1留学プログラムの開設によりその目標に一歩近づくことになります。」

さらに、TUJでは、コンピューターサイエンス学科の教員を増やすことを計画しています。田岡は、「次世代のプログラマー、エンジニア、ITプロフェッショナルを育てるために、優秀な教員の採用を行っていきます」と述べています。

TUJでは、学生たちのニーズに応えるべく、常に改革に取り組んでいます。今年の5月から「フライ・トゥ・フィリー・プログラム」を開始し、さらには、大学学部課程条件付き入学プログラム(Bridge Program)を刷新して学生の利便性を向上させました。この秋学期においては、新型コロナウイルスの感染症の流行に伴う入国規制の緩和により、TUJの学部課程の在籍学生数が初めて1,800人を超えました。

※フライ・トゥ・フィリー・プログラム
TUJの学生がフィラデルフィア本校で学ぶ場合、TUJキャンパスの授業料が最長で1年間適用されるプログラム。米国本校の州外学生に対する学費はTUJ学費より割高であるため、このプログラムを利用することによって、米国本校への留学費用の負担が大幅に軽減される。スタートは、秋学期、春学期、夏学期、いずれからも可能。


関連ニュース・出来事