ウィルソンTUJ学長が横沢稔明氏にDistinguished Alumni Awardを贈呈
テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)はこのほど、40周年を記念し、今回初となる優秀卒業生賞「Distinguished Alumni Awards」の受賞者を発表しました。
米国ペンシルベニア州立の総合大学であるテンプル大学の日本校として1982年に開校して以来、多くの卒業生が日本のみならず、世界中で活躍しています。今回の6名の受賞者は、TUJの卒業生として、それぞれの分野でリーダーシップを発揮し、実績を残したことで評価されました。第1回の受賞者には、アンドリヤナ・ツヴェトコヴィッチ氏(2020年卒、MBA)、金子朝子氏(1992年卒、PhD Education)、 デビッド・セマイヤ氏(1990年卒、MEd Secondary Education-English Education)、竹林朋毅氏(1998年卒、BA English)、戸田謙太郎氏(2008年卒、LLM)、横沢稔明氏(1992年卒、BA Art History)が選ばれました。
受賞者の発表は、2022年10月21日に卒業生、在学生、教職員150名以上が集まった同窓会で行われました。40周年記念行事として、東京湾のディナークルーズ同窓会、6月のダイヤモンドディナー(TUJのファンドレイジングイベント)や11月のフィルムフェスティバルなど、1年を通して記念行事を企画しています。今後も美術展、ゴルフトーナメント、学生イベントなどの記念行事が計画されています。
TUJのマシュー・ウィルソン学長は、同窓会での来賓にむけた挨拶で、TUJがこの40年間、最も歴史の長い外国大学の日本分校として継続的な成果を挙げてきたこと、そしてその意義について述べました。TUJの学部生は、今年の秋学期には過去最高の1,841名に達するなど、学生数も日本の外国大学の中で最大規模を誇っています。
2022年 優秀卒業生賞(Distinguished Alumni Awards)の受賞者
アンドリヤナ・ツヴェトコヴィッチ氏は、2020年にTUJのエグゼクティブMBAプログラムを卒業。同氏は2014年から2018年まで、マケドニア共和国初の駐日特命全権大使として活躍しました。現在は、株式会社BrioNexusの代表取締役社長、株式会社デルソーレの社外取締役、沖縄科学技術大学院大学財団(OIST財団)、在日英国商業会議所の理事を務めています。ツヴェトコヴィッチ氏は、European University(ヨーロピアン・ユニバーシティー)からDoctor Honoris Causa(名誉博士号)を、スイスに本部があるWINから2022年のInspiring Women Worldwide Awardを授与されています。また、ブルガリアの国立演劇映画芸術アカデミーで修士号、日本大学芸術学部・大学院芸術学研究科で博士号を取得しています。
金子朝子(かねこ ともこ)氏は、は、1992年にTUJ大学院教育学研究学科で博士号を取得。同氏は2016年から2020年まで昭和女子大学学長を務めました。昭和女子大学では教鞭も取り、文学部学部長、副学長などを歴任しています。現在は昭和女子大学大学院教授の他、1996年より学校法人昭和女子大学理事を務めています。
デビッド・セマイヤ氏は、1990年にTUJ大学院教育学研究学科で修士号を取得しました。現在は、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社代表取締役会長を務めています。異なる文化や多様なビジネスモデルにおけるイノベーションと人的資本開発に注力し、大企業からベンチャーまで戦略的な組織運営、業績向上、事業再構築の実績があります。なかでも銀行、資産管理・運用、不動産、年金基金、保険といった複数分野にまたがる規制の強いビジネス環境において、強力なイニシアチブを発揮してきました。セマイヤ氏は現在、米国投資信託業界団体のInvestment Company Institute (ICI) の太平洋政策委員会の委員長を務め、TUJの理事会メンバーでもあります。また、欧州最大級の年金基金の理事、アメリカンスクール・イン・ジャパンの元財務担当理事を務めた経験もあります。
竹林朋毅(たけばやし ともき)氏は、1998年にTUJ英語学科で学士号を取得しました。現在クリスチャン・ディオール株式会社の代表取締役社長を務めています。米国公認会計士であり、2007年にはフランスのINSEADでMBAを取得しています。TUJ卒業後、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)にてM&Aデューデリジェンスおよびアドバイザリー業務に従事。2008年からマッキンゼー・アンド・カンパニーのニューヨーク本社で金融業界の戦略コンサルタントとして活躍しました。帰国後、ケイト・スペード ジャパンのバイスプレジデント兼COO、ボッテガ・ヴェネタ ジャパン&グアムのCEOを歴任しました。
戸田謙太郎(とだ けんたろう)氏は、2008年テンプル大学ロースクール(Beasley School of Law)で修士課程を修了。その後、ニューヨーク州および、日本の司法試験に合格し、日米両国の弁護士資格を有しています。現在はTMI総合法律事務所のパートナーに就任、TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング株式会社の取締役を務め、中央大学法科大学院のアジア・ビジネス法律の講師として教鞭も取っています。英国の法律専門誌『The Legal 500』 アジア版のAntitrust and Competition部門において2020年と2021年のNext Generation Partnerに選出されています。また、共同代表をしているTMI総合法律事務所の国際通商は、ロンドンに本拠地を置く世界的に著名な出版社Chambers Asia-PacificからBand 2にランクされ、法律事務所および弁護士を格付けする同出版社から高評価を得ています。
横沢稔明(よこざわ としあき)氏は、TUJと米国フィラデルフィアにあるテンプル大学本校で学び、1992年に本校の芸術学部(タイラー・スクール・オブ・アート)にて美術史の学士号を取得しました。1999年より、環境サービス会社である株式会社アサヒ・エコキャリーの代表取締役社長兼CEOを務めています。テンプル大学卒業後は、TUJの「Diamond Club Gala Dinner(ダイヤモンドクラブ・ガラディナー)」委員会の委員長や、2012年から現在に至るまでTUJのアドバイザリー組織「Board of Overseers(理事会)」のメンバーを務め、長年TUJの支援に携わっています。
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