TUJのうちわを手にするダイヤモンド・ディナーの参加者たち。写真撮影:Kerry Raftis

TUJのうちわを手にするダイヤモンド・ディナーの参加者たち。写真撮影:Kerry Raftis

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)は2023年6月16日、東京アメリカンクラブにて「ダイヤモンド・ディナー」を開催し、政府関係者、ビジネス界のエグゼクティブとサポーター、卒業生とその家族、TUJ理事会(Board of Overseers)メンバー、その他の寄付者ら約150名のゲストを招きました。このイベントは、奨学金の原資となる寄付金調達を目的に毎年行われるもので、奨学金は、TUJに通う学生はもちろん、昨年来ロシアの侵攻により深刻な影響を受けているウクライナ人避難学生にも利用されます。

ダイヤモンド・ディナーはTUJコミュニティの結束と社会貢献の精神を象徴するもので、質の良い教育を提供するというTUJのコミットメントを再確認する場でもあります。今年は首相官邸、ウクライナ大使館、バングラデシュ大使館、さらに元日本最高裁判事といった多様なゲストをお迎えしました。コルスンスキー・セルギー駐日ウクライナ特命全権大使からはスピーチ、ウクライナ人歌手デニス・ビシュニャさんからはウクライナ民謡「空の月(The Moonlight Night)」が披露されました。

また、TUJのウクライナ人学生を代表してナタリア・マコホンさんが壇上に立ち、昨年夏に日本に降り立ってからの自身の経験を語りました。キーウの大学でジャーナリズムを専攻していたマコホンさんは、TUJが用意したウクライナ人大学生への奨学金に感謝し、「この奨学金のおかげで授業料はもちろん、なにより、日本に来て危険のない平和な環境で勉強を続けることができています。自分一人では到底不可能なことでした」とコメントしました。

TUJのウクライナ人学生を代表してナタリア・マコホンさんが登壇。写真撮影:Kerry Raftis
ダイヤモンド・ディナーでスピーチするウィルソン学長。写真撮影:Kerry Raftis

マシュー・ウィルソン学長は、「TUJは今年で創立41年目になりましたが、国際教育の重要性に焦点をおきながら、これからも変わらず学生に対してコミットし続けます」と表明しました。さらに、TUJ学部課程の学生数が7学期連続で記録更新し、2023年春学期は過去最高の1,846人となったことを紹介し、この数字が今年秋学期には2,000人を超える見込みだと述べました。これは、学生の質の向上と、TUJが提供する国際的な教育環境の評価の結果であると学長は付け加えました。

さらに、TUJが育成する国際人材の持つクリティカルシンキング(批判的思考)やリーダーシップのスキル、起業家精神、そして変化を起こす力について強調。TUJの学生はみな「バイリンガルまたはトライリンガルのコミュニケーターであり、批判的思考者であり、リーダーだ」と述べ、会場のゲストに対し、「みなさんの組織でもインターンとして、また雇用者として、すばらしい働きをするでしょう。ぜひ採用してください」とアピールしました。


関連ニュース