テンプル大学米国本校にて、大学マスコットのHooterと一緒に自撮りする二人。写真撮影:Joseph V. Labolito
テンプル大学は、最新のUSニューズ&ワールド・レポート全米大学ランキングの総合大学部門において89位となり、昨年の121位から上昇しました。テンプル大学が同ランキングにおいて全米100位以内に入るのは初めて、過去で最も上位となります。
米国にある州立のテンプル大学は、世界でもトップクラスの総合大学・研究機関であり、ペンシルベニア州の本校に加え、イタリアのローマと日本にもキャンパスを有します。1982年に設立されたテンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長マシュー・ウィルソン、以下TUJ)は、外国大学の日本校として最も長い歴史と最大の規模を誇り、2005年には文部科学省から「外国大学日本校」の指定を受けています。TUJの学生は米国本校から直接、単位・学位を授与されます。
USニューズ&ワールド・レポート社による大学ランキングは1983年から毎年発表されていますが、今年はランキング手法の改定がありました。同社によると主な変更点は、卒業率や卒業率パフォーマンス(予測値との乖離)、社会的流動性(低所得層の社会的地位上昇)といった、大学教育の成果の質を測る項目へのウエイトを高める一方、アドミッション(入学審査)データの重要性は低減され、合格率や卒業生寄付率といった指標は廃止されました。さらに、テンプル大学が高評価を受けるファカルティ・スカラシップ(教員による学究活動)などの指標が新たに採用されました。
9月18日に発表された本ランキングでは、さまざまなカテゴリにおける米国内の大学を順位付けしています。最新のランキングでは、テンプル大学は前出のとおり全米439の総合大学のうち89位だったほか、公立大学として45位にランクされました。また、費用対効果の高い(ベストバリュー)大学*として70位、退役軍人の支援を行う大学として58位、などとなっています。
上記を含むUS ニューズ&ワールド・レポート大学ランキングにおけるテンプル大学の各順位は以下の通りです(2023年9月18日現在)。
- 2024年 総合大学ランキング:89位
- 2024年 公立大学ランキング:45位
- 2024年 費用対効果の高い(ベストバリュー)大学ランキング*:70位
- 2024年 退役軍人の教育支援を行う大学ランキング:58位
<大学院>2023年4月発表
- 2023-2024年 教育大学院ランキング:46位
- 2023-2024年 ロースクールランキング: 54位
- 2023-2024年 ロースクール/法廷弁論 ランキング:2位
- 2023-2024年 ロースクール/国際法 ランキング:10位
*ベストバリュー大学ランキング:得られる教育の質に対して学費が割安な大学。経済支援を必要とする州外出身学生が支払う総コストを基に計算。
詳しくはUS ニューズ&ワールド・レポート大学ランキングのサイトをご覧ください(英語)
また、このランキングについて米国本校が公開した記事(9月18日付)はこちらです(英語)
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