テンプル大学ローマキャンパスで開催されたカンファレンスの参加者たち

2023年11月10日~12日、イタリアのテンプル大学ローマキャンパス(学長:エミリア ザンキナ)において文字言語・リテラシー協会(AWLL=Association of Written Language and Literacy)第14回カンファレンスが開催され、テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)はローマ校と協力して、その運営を支援しました。

このイベントは、国際教育の推進と学生の成功を願うテンプル大学卒業生から5万ドルの寛大な寄付をいただいたことで実現したものです。今回TUJは非常勤教授テリー・ジョイス博士の協力のもと、会議運営において重要な役割を果たしました。「リーディング/ライティング・インターフェイス (Reading/Writing Interface)」をテーマとしたこの国際カンファレンスは多様な層からの関心を呼び、80名以上の著名な学者・研究者が現地またはオンラインで参加。日本、イタリア、ドイツ、英国、イスラエルなど世界からローマキャンパスに集まった参加者たちは、文字言語とリテラシーについて有意義な議論を交わしました。

開会の辞を述べるウィルソンTUJ学長

TUJのマシュー・ウィルソン学長は開会の辞の中で以下のように述べました。

「テンプル大学の日本校とローマ校が学術会議を共同でホストするのはこれが初めてです。ライティングシステムとリテラシーに関する研究に関し、長年にわたり本学で教えてこられた教授とAWLLを支援できて大変喜ばしく思います。今回TUJは、世界各国から多様な研究者や学者がローマに集まり、それぞれの見識を共有し、互いを理解するためのお手伝いをすることができました。私たちは、革新的なアイデアの国際的な交流を促進し、知識の境界線を破るために、ローマ校のみなさんと再び協力できることを楽しみにしています」 テンプル大学は世界レベルの公立総合大学であり、本校のある米国ペンシルベニア州のほかローマと東京にもキャンパスを有しています。ローマ校は1966年に設立され、イタリア全土およびローマの持つ豊かな歴史と近代的資源に基づき、充実した学術・文化プログラムを提供しています。1982年設立のTUJは日本国内の外国大学分校として最大規模かつ最も長い歴史を誇り、2005年に文部科学省から「外国大学の日本校」第一号に指定されています。学生は学期ごとに、TUJ、ローマ校、アメリカ本校を柔軟に留学することができます。


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