2025年1月に開校するTUJ京都のダイヤモンドホールのイメージ。

2025年1月に開校するTUJ京都のダイヤモンドホールのイメージ。

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長 マシュー・ウィルソン、以下TUJは、2025年1月のTUJ京都開校に向けて、新たなリーダーシップチームを発表しました。今回の人事は、学生のニーズに応えるためのTUJの強いコミットメントを示し、全国的に展開する国際的高等教育機関としてのTUJの地位をさらに強化するものです。学生体験の向上を実現するための学術的背景と、京都および関西地域との深い結びつきを合わせ持つ、経験豊かな2名のリーダーが任命されました。

岸田克美(きしだ かつみ)TUJ京都 エグゼクティブディレクター

15年以上にわたり国際教育に従事し、略的ビジョン、リーダーシップ、危機管理を専門としています。また、国際学生移動の専門家であり、米国の非営利団体である世界最大規模の国際教育交流団体「NAFSA(ナフサ:Association of International Educators)」の主要メンバーです。TUJ就任前は、米国ニュージャージー州のシートン・ホール大学で国際学生サービスのディレクターとしてチームを統括し、留学生プログラムを管理しました。また、キーン大学では国際プログラムのアソシエイト・ディレクター、ラトガース大学ではプログラム開発のアシスタント・ディレクターおよび留学生アドバイザーを務めました。コロンビア大学で国際教育開発学の修士号(国際教育政策専攻)、立命館大学で国際関係学の学士号(国際関係、国際協力、開発専攻)を取得しています。

杉田米行(すぎた よねゆき)エグゼクティブディレクター(学長室 渉外企画担当)

歴史・政治学者であり、英語、日本研究、日米関係において深い学術的背景を持ち、大阪大学や大阪外国語大学の専任教員を歴任。他にも同志社大学、立命館大学、関西大学、神戸大学、東京外国語大学など、数多くの大学で教鞭を取った実績があります。TUJ就任前は、駐在日英国大使館で上席貿易政策アドバイザーを務めました。一橋大学で外交史の修士号を、ウィスコンシン大学マディソン校で米国史の博士号を取得しています。

新たに任命された上記2名に加え、副学部長のウィリアム・スウィントンがTUJ京都に異動し、新設のグローバル・リーダーシップ・アカデミーとコミュニケーションマネジメント修士課程を統括します。2025年8月から京都で開始されるコミュニケーションマネジメント修士課程は、オンラインの柔軟性とキャンパスでの対面授業の利点を組み合わせたハイブリッド型で、大学学部課程卒業者や社会人になって間もない学生を対象とし、1年間で修了することができます。TUJは、テンプル大学本校のメディア・コミュニケーション学部の最先端の知見と日本の豊かな文化を融合させ、このユニークな修士課程を新たに提供します。

TUJ京都の開校により、学部課程の新入生は関西地域で大学生活をスタートすることができます。また、東京キャンパスの在学生および、テンプル大学本校や、他の外国の大学から来日し1、2学期を日本で過ごす短期留学生も、TUJ京都で学ぶことが可能になります。TUJとテンプル大学本校との緊密な連携により、多文化環境における革新的な教育、卓越したケア、そして意義深い機会を提供し、学生がグローバルな舞台で活躍できるように支援します。また、教育機関、企業、自治体、その他のステークホルダーとの新たなパートナーシップを築き、関西地域におけるテンプル大学の存在感を一層高めていきます。

TUJは40年以上の歴史の中で、異文化間の架け橋として高等教育の国際化を推進してきました。外国大学の日本校として最大の規模と最も長い歴史を誇り、在学生の国籍は約70カ国を数えます。TUJは、36万人の卒業生を擁する米国ペンシルベニア州の州立総合大学であるテンプル大学のアジアにおける旗艦キャンパスです。

TUJの学部課程の学生数は、2024年春学期に約2,250人と、過去最高を記録しました。また、学部課程に加えて教育学研究科(修士・博士)、マネジメント修士、ロースクールの3つの大学院、さらには学位取得を目的としないプログラムとして、生涯教育プログラム、企業内教育プログラム、アカデミック・イングリッシュ・プログラムと幅広いニーズに対応するプログラムを提供しています。2005年に文部科学省から初の「外国大学の日本校」として指定されています。


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