今秋学期開始前に開催されたウェルカムウィーク中、学生ラウンジ「パーラメント(Parliament)」に集まる新入生。写真撮影:中嶋梨恵さん(TUJ学生)

今秋学期開始前に開催されたウェルカムウィーク中、学生ラウンジ「パーラメント(Parliament)」に集まる新入生。写真撮影:中嶋梨恵さん(TUJ学生)

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長 マシュー・ウィルソン、以下TUJ)は、学部課程の学生数が初めて2,500名を超えるなど、重要な節目を迎えています。入学基準の引き上げや競争率の上昇にもかかわらず、TUJの学生数は過去10年間で3倍以上に増加しました。大学院の教育学研究科、マネジメント修士、ロースクールも含め、約80カ国・地域から集まる学位取得を目指す学生の数は、2,700名を超えました。

日本で40年以上の歴史を持つTUJは、新しいプログラムの導入、戦略的な取り組み、新施設の開設により、日本国内での存在感を一層強め、現在、最も活力に満ちた時期を迎えています。また、最近では、海外の大学との新たな提携や、国内の地方自治体との連携・協力に関する協定を通じて、その知名度と存在感をさらに高めています。

TUJ学長マシュー・ウィルソンのコメント

「TUJの学生数が大きく増加しているのは、日本で優れたアメリカ式のリベラルアーツ教育を提供するという私たちの揺るぎないコミットメントの証です。TUJでは常に学生を第一に考え、彼らが想像力を発揮し、探求し、そして世界で活躍できるスキルを身につけるための環境を整えています。少人数制のクラス、革新的なプログラム、そしてきめ細かなサポートに加え、テンプル大学ならではの多文化的な環境を提供しています。急速に変化する世界で成功するために必要な力、クリティカルシンキング(分析的思考)やリーダーシップを育てるとともに、学生一人ひとりに合った貴重な体験を重視しています」

■学生数の安定した増加

TUJは積極的な取り組みを続け、新型コロナウイルスの感染拡大中も成長を維持しました。日本の入国制限が緩和されてから、その成長はさらに加速しています。この3年間で、新しいカリキュラムの導入、フルタイムの教員数の倍増、新しい施設の開設など、TUJは大きな発展を遂げました。今年、最も注目すべき進展の一つとして、2025年1月に京都で新拠点を開設することを発表しました。

TUJの学生数は、2014年秋に学部生が809名だった時期から着実に増え続け、2022年秋には1,841名、昨年には2,184名に達しました。今年はさらに17%増加し、2,562名となりました。

■新プログラムとキャンパスの充実

2024年秋学期、学生たちは新しいカリキュラムと施設で学びをスタートしました。コンピューターサイエンス学科を拡充し、日本で全ての履修・卒業が完結するプログラムを提供します。これまでは、最低でも1年を米国フィラデルフィアの本校で学び、課程を修了する必要がありましたが、この変更により、日本の学生にとって、より柔軟で質の高い教育が身近になりました。

また、TUJは、学生生活の質を向上させるため、いくつかの新たな施設を開設しました。今学期は、世田谷区三軒茶屋の本校舎から徒歩圏内に、4つ目の施設「アウル・センター(Owl Center)」を開設しました。アウル・センターには、フィットネスセンターやスタジオ教室、コラボレーションスペース、オフィスが備わっており、教職員や学生の健康管理とウェルビーイングをサポートします。

■新たなパートナーシップとグローバルなつながり

TUJは近年、世界的に高い評価を受けてきたテンプル大学の観光・ホスピタリティマネジメント学科の新設やeスポーツ修了書プログラムを導入しました。さらに、2024年3月には愛媛県長崎県、2022年12月には山梨県世田谷区など、日本の地方自治体と包括連携協定を締結しています。地方自治体との提携にとどまらず、テンプル大学の認知度向上により、2024年にはインドのO.P.ジンダルグローバル大学(O.P. Jindal Global University)やメキシコのアナワック・マヤブ大学(Universidad Anahuac Mayab)といった名門大学との新たな協定も締結しました。

■TUJについて: 国際教育の最先端

1982年の設立以来、TUJは異文化交流の架け橋となり、日本における高等教育の国際化を推進してきました。国内で最大規模かつ最も長い歴史を誇る外国大学の日本校であり、現在約80カ国・地域から学生が集まっています。また、TUJは、ペンシルベニア州立総合大学である米国本校のアジアにおける旗艦キャンパスとして位置付けられ、2005年に文部科学省から初めて「外国大学の日本校」として指定されています。

TUJでは、幅広い学部課程に加え、生涯教育プログラムやアカデミック・イングリッシュ・プログラムなど、地域社会のさまざまなニーズに応える学位取得を目的としないプログラムも提供しています。さらに、教育学研究科、マネジメント修士、ロースクールなどの大学院の課程も設置しており、専門性の高い教育を行っています。2025年秋学期には、京都で新たにコミュニケーションマネジメント修士課程を開設する予定です。


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