長崎幸太郎山梨県知事(左)、マシュー・ウィルソンTUJ学長が東京の都道府県会館で協定を締結

長崎幸太郎山梨県知事(左)、マシュー・ウィルソンTUJ学長が東京の都道府県会館で協定を締結。写真撮影:William Galopin

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)はこのたび、山梨県(知事:長崎幸太郎)と国際化・多文化教育・観光等の推進を目的とする包括的な連携・協力に関する協定を締結しました。締結式は2022年12月13日に東京の都道府県会館で行われ、マシュー・ウィルソンTUJ学長と長崎幸太郎山梨県知事が調印に臨みました。

今回の協定は、国際交流を促進し県民の教育機会の充実を図る山梨県と、世界的に高い評価を受け、日本においても長年高度な国際教育を提供してきた実績を持つテンプル大学とが、連携・協力していくことを取り決めたものです。外国大学の日本校として最大規模かつ最も長い歴史を持つTUJは、世界トップクラスの教職員をそろえ、アメリカンスタイルのリベラルアーツ教育を英語で提供しています。この協定を通じ、山梨県における国際教育を充実させる機会を得たことを歓迎しています。

TUJの大学学部課程および大学院では、欧米を中心とする60カ国以上から集まる2,000名以上の学生が学ぶ他、社会人を対象とした生涯教育等、幅広いニーズに応じた教育プログラムが充実しています。その他にも英語教員研修や小・中・高校生および大学生を対象とした英語のプログラムを提供するなど、地域の国際教育に貢献。また、学生や教員がキャンパスのある東京都で近隣の様々なイベントに参加し、地域との交流を積極的に深めています。

今回の協定によってTUJは、こうした知見に基づく国際教育の機会を、山梨県と協力して県民の皆様に提供できることとなります。

■長崎知事のコメント
「山梨県は、学校教育のみならず、社会でのリスキリングなどにもチャレンジしています。テンプル大学のグローバルネットワークのノーハウなどを地域の発展に活用させて頂き、また、テンプル大学の学生にも山梨県が様々なリソースを提供できれば喜ばしいと考えています。この協定を機にテンプル大学と山梨県でより大きな付加価値を共に生み出していければと思っています」

■ウィルソン学長のコメント
「高等教育界のグローバルリーダーであるテンプル大学は、日本においても独自のポジションを築いており、人々が学習や新たな発見、人的交流を通じて人生を変える場を提供しています。このたびの連携により、山梨県と協力して学術的・経済的・社会的・文化的意義の高いプロジェクトを実施していけることを喜ばしく思います」

■テンプル大学とTUJについて
テンプル大学は米国ペンシルベニア州フィラデルフィアを本拠とする州立総合大学です。その教育の質と研究レベルの高さは世界的に認められており、イギリスの教育情報誌である「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」の2023年版世界大学ランキングではテンプル大学は、301-350位グループにランクしています。(東京大学、京都大学が1-200位グループに、名古屋大学、東京工業大学が同じ301-350位にランク)その日本分校であるTUJは、1982年の設立から今年で40周年を迎えました。学部課程の学生数は2022年秋学期に1,841名と過去最高を記録しています。学部課程および大学院で学ぶ学生は、テンプル大学から直接学位を授与されます。また、TUJは2005年に文部科学省から「外国大学の日本校」として正式に指定を受けています。

TUJは、2006年に当時の所在していた地東京都港区と、世田谷区三軒茶屋に移転してからは2022年12月6日に世田谷区と包括的な連携・協力に関する覚書を締結しています。今回、都道府県との連携ははじめてとなります。


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