2025年春学期のウェルカムウィークで、マシュー・ウィルソンTUJ学長(前列中央)を囲んで記念撮影をする学生たち。
テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区、以下TUJ)のマシュー・ウィルソン学長が、非営利団体ノット・アローン財団(Not Alone Foundation)が主催する授賞式に出席して、「ダイヤモンド・リーダーシップ賞」(Diamond Leadership Award for Global Impact and Excellence in Higher Education and International Collaboration)を受賞しました。授賞式は2025年4月12日(現地時間)、米国ジョージア州アトランタで開催されました。
この賞は、TUJをはじめとする教育機関での革新や成長、学生の自己啓発、国際協力の促進など、高等教育におけるウィルソン学長の卓越したリーダーシップが評価されたものです。
今回の受賞について、ウィルソン学長は、グローバル教育の推進に彼とともに尽力してきた教職員や高等教育機関の多くのパートナーの努力の結晶であると述べました。「この受賞は、私個人のものではなく、TUJやこれまで在籍した教育機関で共に歩んできた素晴らしいチームやコミュニティのおかげです」とウィルソン学長は語りました。「私たちは力を合わせて、学生が成功するための道筋を築き、国際的な機会を広げ、グローバル教育において持続的な成果を生み出すために、たゆまぬ努力を続けてきました。」
ウィルソン学長は、学生を中心に据えた教育とグローバルな交流を最優先に掲げ、米国とアジアでのキャリアを通じて高等教育を変革し、これまでに何千人もの学生一人一人にポジティブな影響を与えてきました。TUJでは、学部課程の学生数を倍増させるとともに、京都市に新拠点を開設。さらに、スチューデントサクセス(学生の成功)を支援するだけでなく、日本の地方自治体や世界中の学術機関との重要なパートナーシップを構築し、TUJの学生に革新的な学びの機会を提供してきました。
ウィルソン学長のキャリアには、アクロン大学(米国オハイオ州)およびミズーリ・ウェスタン州立大学(米国ミズーリ州)の2つの公立大学で学長職を務めた経験があります。また、ロースクールの法学部長や教授としても業績を残してきました。その卓越性、グローバルなネットワーク、革新性、そして学生との密接な関わりへのコミットメントで知られるウィルソン学長は、ユタ大学にて政治学士とアジア研究学・日本語副専攻学士、テンプル大学法科大学院にて法務博士を取得しています。高等教育分野でのキャリアを築く前は、フロリダ州で国際弁護士として活躍し、日本では国際ビジネスの分野で豊富な経験を積んでいます。
「ダイヤモンド・リーダーシップ賞」は、ジョージア州アトランタに本部を置く非営利団体ノット・アローン財団(Not Alone Foundation)が主催しています。同財団は、慢性腎臓病に対する認識を高め、教育プログラムや医療資源、経済的支援を通じて患者の生活向上を目指しています。この賞は、著名人、企業経営者、政治家、大学の学長など、それぞれの分野で優れた業績を上げ、地域社会に大きな影響を与えた人物に贈られます。過去の受賞者には、「スター・ウォーズ」シリーズのプロデューサーであるジョージ・ルーカス氏、歌手のディオンヌ・ワーウィック氏、俳優のヒル・ハーパー氏、女優およびラッパーのクイーン・ラティファ氏、コカ・コーラ社の幹部ジョニー・ブッカー氏をはじめ、大使、州知事、州最高裁判所の判事、大学の学長など、多くの著名人が名を連ねています。
関連ニュース
- テンプル大学ジャパンキャンパス、第3回優秀卒業生賞「Distinguished Alumni Awards」発表 (2025年3月14日)
- テンプル大学、世界大学ランキングで高評価を獲得 (2024年10月24日)
- テンプル大学ジャパンキャンパス、初のリーダーシップ奨学金を5名の学生に授与 (2024年6月5日)