学会参加者、TUJ京都のエントランスに集合

学会参加者、TUJ京都のエントランスに集合

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)京都は、2026年3月29日から30日にかけて、テンプル大学アメリカ本校(ペンシルベニア州フィラデルフィア)科学技術学部のマイケル・L・クライン教授の主導により、国際学会「Molecules and Materials―分子と材料―」を開催しました。

本学会には、日本をはじめ台湾やインドなどアジア各国から計18名の研究者が参加しました。2025年にTUJ京都が開設して以来、京都での開催は今回で2回目となります。本学会はより広範なグローバルな取り組みの一環として位置づけられており、次回は2026年秋にローマでの開催が予定されています。TUJ京都は、国際的な学術交流の拠点としての役割をさらに強化しています。

本学会では、東京大学の岡崎進特任教授の長年にわたる研究業績を称える特別講演も行われました。

クライン教授、科学者について語る

クライン教授の講演では、科学、コンピューター、そして人と人との関係性についての考察が行われました。その内容は、暗号解読で知られる数学者アラン・チューリング、情報理論の創始者クロード・シャノン、スーパーコンピューター開発の先駆者シーモア・クレイといった先駆者たちに言及しながら、科学の発展はテクノロジーだけでなく、「人と人とのつながり」によって支えられていることを強調しました。

1960年代および1980年代に京都大学で研究・教育に携わった経験を持つクライン教授は、京都を開催地として選んだ理由について次のように述べています。

「京都には、歴史、美しさ、そしてコミュニティが共存する独特の雰囲気があります。日常から少し離れ、人と人とが向き合い、真の意味でつながることができる場所です。」

またクライン教授は、研究活動と並行して、テンプル大学アメリカ本校において移動型STEM教育プログラム(「STEMバス」)を推進しています。これは、十分な実験設備を持たない学校の学生に対し、実践的な科学教育の機会を提供することを目的とした取り組みです。

こうした取り組みを通じて、TUJ京都は国際交流の拠点としての存在感を一層高めていきます。

クライン博士がかかわった、米国テンプル大学のSTEMMバス
クライン教授がかかわった、米国テンプル大学のSTEMMバス

マイケル・L・クライン博士 Michael Klein — EFRC CCM

英国王立協会(Royal Society)のフェローであり、米国科学アカデミーの会員で、テンプル大学において*ローラ・H・カーネル科学技術学部特別教授(Laura H. Carnell Professor of Science)およびICMSの所長を務めています。また、同大学の科学技術学部の元学部長(Dean)でもあります。

*ローラ・H・カーネル教授職は、1985年にアメリカ本校の理事会によって設立され、研究、学問、創作活動、教育の分野で優れた業績を上げた教員を称えるものです。

詳細(英語):https://provost.temple.edu/faculty-awards/laura-carnell-professorship


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