TUJで講演するテンプル大学ロースクール長(Dean)。写真撮影:William Galopin

米国テンプル大学ロースクール長(Dean)として教鞭をとるレイチェル・レボーシュ教授が、2023年春学期中の3日間テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)を訪れ、女性の健康の公平性に関する公開講演を行ったほか、本学インターンの受け入れ企業および東京弁護士会を訪問しました。TUJへの来訪は今回が初めてです。

今回の来日で、「Advocating for Women’s Health: Equity in Post-Roe Era (ロー対ウェイド判決*が覆された後の女性の健康をいかに擁護するか)」と題した講演はTUJキャンパスにて対面およびオンラインで行われ、多くのTUJのロースクール在籍生・教員が聴講しました。参加者は、女性が直面する課題や本テーマに関する過去の判例についてレボーシュ教授の考えを学び、この分野における公平性実現のために人々がどのように協力できるかについて、同氏の見解を聞きながらディスカッションしました。
(*女性の人工妊娠中絶の憲法上の権利を認めた1973年の最高裁判決。2022年6月、49年ぶりに覆された)

また、今回の来日を機に、TUJロースクール在籍生のインターンを受け入れている楽天グループ株式会社の本社(TUJと同じ世田谷区に所在)を訪問、同社の社員およびインターンと面会しました。同社とのパートナーシップを強化し、将来のロースクール生への機会提供につなげることを意図したものです。

さらに最終日は、TUJにおけるロースクール・ディレクターのティナ・サンダース上級准教授とともに東京弁護士会を訪れ、日本最大の弁護士組織のトップたちと会談。テンプル大学ロースクールが日本の弁護士にグローバルな生涯法律学習を提供する役割や、日米の弁護士間の協力体制について、有意義な意見交換を行いました。

■レイチェル・レボーシュ 米国テンプル大学ロースクール長のコメント

「テンプル大学のロースクールは、全米のロースクールの中でも最大規模の国際的活動を行っており、TUJにおけるロースクールプログラムの提供は、私たちのグローバルミッションの重要な一部を担うものです。この地域における活動を強化することで、日本の法曹関係者がTUJで、またフィラデルフィアにあるテンプル大学本校やローマ校で、米国法・国際法を学べる機会を増やすと同時に、テンプル大学はじめ全米のロースクールのJD生(Juris Doctor:法務博士課程に在籍する大学院生)に日本留学の機会を提供したいと考えています」

■経歴 レイチェル・レボーシュ

米国テンプル大学ロースクールの研究担当副学科長を経て2022年7月にロースクール長に就任しました。ハーバード ロースクール にてJD(法務博士)を取得。性と生殖に関する健康・権利についての法律を専門とする法学者として、家族法および健康に関する法分野に明るく、National Partnership for Women & Familiesで思春期の健康に関するプログラムの副ディレクター、National Women’s Law Centerで女性法・公共政策フェローを務めた経験を有します。


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