2024年3月に開催された、TUJと愛媛県の調印式の様子。
テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長 マシュー・ウィルソン、以下TUJ)は、山梨県、長崎県、愛媛県と包括的な連携・協力に関する協定を締結したことを契機に、協定の趣旨に含まれる「学校への貢献」を推進するため、各自治体の高校生を対象とした「TUJパートナーシップ奨学金」を設立しました。この取り組みは、すでに実施している地域の教員向け英語研修プログラムや、TUJ学生へのインターンシップの機会を提供する既存の協力関係に基づくものです。
TUJは、来年1月の京都での新拠点開設、3つの地方自治体との協定締結など、40年以上の歴史の中で大きな変化を迎えています。さらに学部生および大学院生を含む学位取得を目指す学生の数は、2024年秋学期で2,800名を超え、記録を更新しました。また、市区町村レベルでは、東京都世田谷区、港区と提携しています。最近では、2024年11月に大阪府教育委員会とも協定を締結し、TUJの長年にわたる使命である異文化間の架け橋を築き、高等教育のグローバル化を推進しています。
「TUJパートナーシップ奨学金」について
- 対象:山梨、長崎、愛媛の各県の高校生対象。各県から1名をそれぞれ選出。
- 応募資格:これらの地域に所在地のある高等学校に在籍し、TUJ学部課程に正規入学することを志望する高校生。
- 内容:最初の2学期間、授業料の半額が減免され、1人当たりの給付額は約85万5,000円。
- 応募締め切り日:毎年2月15日
詳細については、こちらをご覧ください:https://www.tuj.ac.jp/jp/ug/cost-financial-aid/scholarships-tuj-partnership
山梨県、長崎県、愛媛県との取り組み事例
今春、山梨県(2022年12月締結)から約25名の高校生をTUJに迎え、短期国内留学プログラムを実施しました。山梨県とのこのプログラムは今後も継続する予定です。
2024年3月にパートナーシップを開始した長崎県および愛媛県とは、来年の夏に京都の新拠点で高校生を対象とした短期国内留学プログラムの実施について検討しています。また、長崎県とは、TUJの学生を対象とした観光産業における長期インターンシップの可能性について協議を進めています。さらに、愛媛県では、11月29日に同県の英語担当教員と外国語指導助手(ALT)を対象としたスキルアップ研修を実施し、約200名以上が参加しました。TUJと提携している都道府県は、大学と地域社会の相互発展を促進するため、様々な取り組みを検討しています。
TUJについて
1982年の設立以来、TUJは異文化交流の架け橋となり、日本における高等教育の国際化を推進してきました。国内で最大規模かつ最も長い歴史を誇る外国大学の日本校であり、現在約80カ国・地域から学生を受け入れています。また、TUJは、ペンシルベニア州立総合大学である米国本校、テンプル大学のアジアにおける旗艦キャンパスとして位置づけられ、2005年に文部科学省から初めて「外国大学の日本校」として指定されています。
TUJでは、幅広い学部課程に加え、アカデミック・イングリッシュ・プログラム、生涯教育プログラム、企業内教育プログラムなど、地域社会のさまざまなニーズに応える学位取得を目的としないプログラムも提供しています。さらに、教育学研究科(修士、博士)、マネジメント修士、ロースクールなどの大学院課程も提供しており、2025年秋学期にはTUJ京都においてコミュニケーションマネジメント修士を開設する予定です。
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