テンプル大学ジャパン2026年度「年間最優秀教員賞」 2名を選出
- 年間最優秀教員賞は、優れた指導力と学生の成功への持続的な貢献を称えるものである
- サターホワイトとタバクは、学生の学びにおけるダイバーシティ&インクルージョンを重視している
- 受賞者は、すべての学生が主体的に参加できる学習環境をつくり出している
テンプル大学ジャパン(東京都世田谷区、学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)は、デイビッド・サターホワイトとアリエル・タバクを2026年「年間最優秀教員賞(Teacher of the Year)」 に選出しました。両氏の優れた指導力、スチューデントサクセス(学生の成功)への献身、そして大学の学術コミュニティへの意義深い貢献が評価されました。また、両受賞者は、学生がお互いに学び合い、成長できる環境をつくる上で、ダイバーシティ&インクルージョン (D&I)が不可欠であると考えています。
この賞は、教室の内外を問わず、学生に長期にわたって良い影響を与えた教員を表彰するものです。2026年の受賞者には、TUJのレクチャラーと京都体験学習コーディネーターを務めるサターホワイトと、特任講師のタバクが選出されました。
TUJは東京と京都でのプログラムや学生数の拡大を続ける中、質の高い教育と学生支援を維持するため、教員の採用を積極的に進めています。こうした大学の成長を反映し、「年間最優秀教員賞」の選考プロセスも刷新しました。新たなプロセスでは、教員からの推薦に加え、教育実績をまとめたポートフォリオの提出や審査委員会による審査を導入しました。
新たな選考プロセスには、より厳格かつ多角的な評価を通じて、優れた指導力と学生支援への貢献を称えるという大学の方針が反映されています。教員数の増加に伴い、優れた指導力を持つ教員も増え、それぞれが独自の強みを生かして教育に貢献しています。そのため、受賞者の選考もこれまで以上に綿密に行われています。
受賞者は、過去の受賞者と各学部を代表する教員から成る6名の審査委員会によって選出されました。委員会は、サターホワイトの卓越した指導力と学生中心の教育姿勢を高く評価しました。タバクについては、TUJでの在籍期間が比較的短い中でも、学生の指導に取り組み、「ポエトリー・クラブ(Poetry Club)」の顧問を務めるなど、包摂的な学習環境づくりに貢献している点が評価されました。
誰もが参加しやすい学習環境づくり
タバクは、優れた教育活動に加え、インクルーシブで学生中心の教授法や効果的な学習設計、学術コミュニティへの貢献が評価され、受賞しました。2025年8月にTUJに着任したタバクは、人文学、哲学、語学の分野で10年以上の教育経験を持ちます。研究では、制度設計やアクセシビリティ、クリティカル・シンキング、そして人工知能が高等教育への参加に与える影響を探究しています。着任後は、学生が主体的に探究し、知的自立を深めながら、誰もが積極的に参加できる独自の授業モデルを短期間で確立しました。
授業以外でも、タバクは「TUJセイフティー・コミティー(Safety Committee)」の委員を務めるなど、大学運営に携わるとともに、自身の教育実践から発展した研究活動を通じて、TUJや学術コミュニティに貢献しています。2025年7月に研究活動を開始して以来、学会に24件が採択され、そのうち14件を発表したほか、学術論文2本を出版しました。
また、学生の研究指導や学術的面での成長支援にも豊富な実績を積み重ねています。TUJでの最初の1年間に、TUJの学会で発表する学生6名と、「インテレクチュアル・ヘリテージ・ショーケース(Intellectual Heritage Showcase)」に向けて研究を進める学生8名を指導しました。さらに、「ポエトリー・クラブ」の顧問も務め、学生の学びや活動を支えています。
多様な文化的背景を持つ学生が集まるTUJにて、タバクは、学生がそれぞれの知的・文化的伝統を教室に持ち込めるよう、幅広い視点をとり入れたカリキュラムを築いてきました。その取り組みの根底には、学生一人ひとりを知識や考えを共有する存在として信頼し、尊重するという考えです。「私の目標は、クラスのすべての学生が、自分には共有する価値のあることがあり、ほかの人たちが耳を傾けるべき知識を持っていると感じられるようにすることです」とタバクは語りました。
タバクにとって、今回の受賞は、自身の教育を形づくってくれた学生たちを映し出すものだといいます。「賞には私の名前が記されていますが、この賞はまさに学生たちのものです」と同氏は語りました。「私の教育を形づくってくれた学生たちの知性、学びに必要な配慮、そして多様な視点を表すものです」
タバクは、自身が指導する学生たちが、いずれ自分を超え、学術の世界でそれぞれの地位を築いてくれることを願っています。「この賞を受けたことで、6年後には私が必要なくなっていればと思います」と同氏は語りました。「あの1年生たちには、ぜひこの仕事を引き継ぐくらいの気持ちで挑んでほしいですね。そうなれば、私は自分の役目をきちんと果たせたとわかるでしょう」
京都での体験型学習
サターホワイトは、優れた指導力、スチューデントサクセスに対する揺るぎない姿勢、そして学術コミュニティへの意義深い貢献が評価され、選出されました。 TUJレクチャラーであり、京都体験学習コーディネーターとして、サターホワイトは、京都の豊かな文化や歴史に触れながら、実践的で魅力ある学習機会を学生に提供してきました。
サターホワイトの授業では、教室での学びに加え、現地での見学やゲストスピーカーによる講演を組み合わせています。学生は、授業で学んだ内容を実際の場で確かめ、理解を深める機会を得ています。学生からは、同氏の指導が学業面の成長だけでなく、人間的な成長にも持続的な影響を与えたという声が寄せられています。
また、サターホワイトは、独創的な授業設計と自身の専門的な人脈の活用を通じて、TUJの学術コミュニティの発展にも貢献してきました。
京都で育ち、大学時代にも2年間を京都で過ごしたサターホワイトは、30年以上にわたる指導経験を持っています。日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)に10年間勤務した後、TUJで政治学とアジア研究の特任講師として、主に北東アジアと朝鮮半島を専門に数年間教鞭を執り、2019年にはCIEE(一般社団法人CIEE国際教育交換協議会)京都センターの初代所長を務めました。現在は、自らの「故郷」である京都で、アジア研究の科目とあわせてTUJを代表する科目である「Envisioning and Exploring Kyoto(京都の展望と探究)」を教えています。また、TUJ京都の体験学習コーディネーターとしての役割を楽しんでいます。
サターホワイトは、この役割について、「二つの世界の良いところ」を得られると述べています。教室で教えることと、学生をキャンパスの外へ連れ出し、実際の体験を通して学ぶ機会を提供することの両方ができるためです。これまで、韓国や広島への研修旅行を率いたほか、東北地方の津波被災地や福島第一原発周辺を含む地域を10回以上訪れています。さらに、京都市内や近郊でも10カ所以上の学外学習を実施してきました。
サターホワイトは、TUJの学生たちは「素晴らしい」と語り、様々な国や文化的背景を持つ学生が、それぞれの経験や考え方を教室に持ち込んでいると話します。学生たちは相互の違いについて安心して語り合い、その多様性を共に認め、尊重しながら学んでいるといいます。
「学生たちは期待に応えてくれました」とサターホワイトは述べています。「教室では創造的なアイデアを分かち合い、私たちのインクルーシブな教育アプローチに意欲的に応えてくれています。また、ゲストスピーカーたちと積極的に交流し、卒業する頃には、社会の一員として深く考え、行動できる人へと成長しています。私は学生たちを誇りに思いますし、TUJのダイバーシティ&インクルージョンへの取り組みに積極的に貢献できていることも誇りに感じています。これこそが、間違いなく学生にとって最良の学び方だと確信しています」
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