2024年3月29日に開催されたキャリアフェアの採用担当者の説明に耳を傾ける学生たち。

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)は2024年3月29日に毎年恒例のキャリアフェアを開催しました。学部学生の増員により、今回のキャリアフェアには過去最多の 17社が参加しました。フェアの拡大に伴い、広いスペースを確保するため隣接する体育館で初めて行われました。キャリアフェアに参加した企業の採用担当者にとっては、TUJの学生と直接面談することで学生の幅広い才能を発見するチャンスとなり、学生たちも面談を通じて、ネットワークを広げ、様々なキャリアパスを検討する機会を得ました。

参加企業はアルファベット順に、アクセンチュア株式会社、ブルームバーグ・エル・ピー、株式会社ブルード、株式会社ボーダーリンク、Bytedance株式会社、コンピューテックエンジニアリング株式会社、DSV Solutions株式会社、HDI Global 保険会社日本支店、株式会社LIXIL、MnK(緑の木株式会社)、株式会社ニトリホールディングス、ヌーベルメディア株式会社、ザ・ペニンシュラ東京、PTWジャパン株式会社、株式会社セクションL、株式会社スクウェア・エニックス、株式会社やる気スイッチグループ。

キャンパス敷地内の体育館で開催されたTUJのキャリアフェアで、企業の採用担当と話す学生。

参加企業のひとつ、株式会社ニトリホールディングスは海外事業の拡大を計画しており、同社新卒採用部の川田桐矢(かわた きりや)氏は、TUJの学生をグローバルな人材として採用する可能性について、TUJの学生の多様性とグローバル志向がニトリにとって重要な要素だと述べました。

TUJの学生の印象について、川田氏は、「非常に優秀だと思います。海外から来日し、日本で就職しようと思った段階で、学生たちには主体性があり、コンピテンシーが高い方が多いと思います。説明会を行っていましても、TUJの学生の反応の良さは日本人の学生だけの大学に比べて際立っていました。やはり説明会を行っている側としても嬉しいですし、そう言った意味で良い人材が採用できることを期待しています」と語りました。

株式会社スクウェア・エニックス、ローカライズ部のポーラ・ケイ・ゲアホールド氏は、今年は会場の規模も大きくなり、より多くの学生が参加したことに満足感を示しました。TUJの学生とスクウェア・エニックスとの関係について、ゲアホールド氏は、「私たちの仕事に対する彼らの関心の高さという点で良い関係が築かれていると思います」と語りました。

人事担当者だけでなく、過去にその企業で採用されたTUJの卒業生を同伴して参加した企業も多くありました。彼らは企業の代表として、そして在学生の先輩として、それぞれの会社を紹介するとともに、企業での経験を披露しました。2021年卒業で、ドイツのHDI Global 保険会社日本支店マーケット・マネジメント部課長代理を務める鈴木真梨瑠(すずき まりる)氏は、TUJでの学業経験がHDIでのキャリア形成に極めて重要な役割を果たしたと述べました。

政治学科出身の鈴木氏は、「勉強に関しては軍隊のような厳しさでで、ほとんど勉強だけをするという環境でした」とコロナ禍のもとでもあった学生生活を振り返りました。鈴木氏は、大学時代に多様な文化的背景を持つクラスメートと数多くのディスカッションを重ねてきたことが、後に会社に入ってからもとても役に立ったと述べました。

さらに、鈴木氏は、「何に対しても物怖じしませんでした。ドイツの本社の方々を含めて、世界中の人々と直接コミュニケーションを取ることができました。このような学習環境は私に自信を与えてくれ、大学卒業後、何も恐れずに働くことができたと思います」と語りました。

在学生たちは今回のキャリアフェアに大いに満足し、様々な分野の企業の担当者と有意義な交流を深め、情報収集を促進するフレンドリーな雰囲気を楽しんでいました。

国際関係学と日本語学を専攻する4年生のエイブリー・スコットさんは、いくつかの企業が即座に採用の機会を提供してくれたことに驚いていました。「思っていたよりずっと企業は柔軟に対応してくれました」とスコットさんは感想を述べました。2年前にカリフォルニアの大学からTUJに編入した彼は、参加企業のいずれかに応募することを検討しており、TUJ卒業後も日本に残る予定だと話しました。


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