TCVB主催の特別講義終了後、テンプル大学の学生、職員、教員と、TCVBのメンバーが記念撮影

テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)の次世代リーダーズプログラム(ELP)の学生たちが公益財団法人 東京観光財団(以下TCVB)を訪問し、年間数千万人の外国人観光客を受け入れる東京の取り組みについて学ぶ貴重な機会を得ました。この訪問を通じて、世界トップの観光都市を目指す東京の取り組みについて理解を深めました。

世界で多くの観光客が訪れる都市の一つである東京は、大きな成功と同時に様々な課題にも直面しています。学生たちは東京都の政策連携団体であるTCVB関係者から直接、東京の観光面での成果を支える戦略や、オーバーツーリズムといった問題への対処法、そして旅行者と東京都の地域住民との間での認識のギャップをどのように埋めようとしているのかについても学びました。

2025年11月19日、学生たちはTCVBの職員から温かく迎えられました。当日のプログラムでは、財団による活動や、東京を国際的な観光都市としてプロモートするための戦略が紹介されました。講義の後、学生たちは東京観光情報センターを訪れ、東京都庁の展望室を見学し、最後は48階建ての都庁舎をスクリーンにして映し出されるプロジェクション・マッピング・ショーを鑑賞し、一日を締めくくりました。

地域コミュニティと訪問者を結ぶ架け橋として

講義を行い、TUJ学生からの質問に答えるTCVB 専務理事 (事務局長)の鈴木 勝 氏。

講義において、TCVB 専務理事(事務局長)の鈴木 勝氏は、東京をより魅力的にすることを目標に、地域コミュニティの観光振興と外国人旅行者の受け入れ向上をどのように支援しているかを説明しました。同氏は、観光とビジネスイベントの両方における東京の主要な目的地としての地位をより向上させるための、経済・産業界パートナーシップとネットワークの強化に向けたTCVBの継続的な取り組みについて語りました。

鈴木氏は、自身の役割を「オーケストラの指揮者のように、それぞれの楽器が調和して響くよう導くリーダー」だと表現しました。そして、将来のグローバルリーダーとして、 TUJの学生が東京のさらなる国際化の推進にどのように貢献できるのかを考えるよう呼びかけました。

東京都庁舎に映し出されたプロジェクションマッピングを鑑賞する学生たち。

鈴木氏は、外国人旅行者と地域住民の相互理解を深めることが重要だと強調し、観光が国際化を進める大きな原動力になっていると述べました。また、TUJの学生に対して、日本の地域社会と海外の人々をつなぐ架け橋の役割を担い、東京と世界とのつながりを深めてほしいと述べました。

学生たちからは、インバウンド観光の増加に伴う懸念や、東京をはじめ日本各地の人気観光地で目立つようになったオーバーツーリズムの問題など、様々な質問が寄せられました。こうした課題に対して、鈴木氏とTCVBの職員は、多様な文化的背景を持ち、日本と国際社会の双方の視点を理解するテンプル大学の学生たちが、観光の成長と地域の暮らしとの調和を図る中で、日本が直面するこれらの課題の解決において重要な役割を果たすことができる、と述べました。

テンプル大学の次世代リーダーズプログラム

ELPの学生の中には、観光・ホスピタリティ・イベントマネジメント学科を専攻している学生が数名いました。その学生たちにとって今回の訪問は、地方自治体の主要組織の幹部から直接話を聴き、業界の実情を間近で知ることができる貴重な機会となりました。

TUJの次世代リーダーズプログラムは、選抜された新入学部生に集中的で実践的なリーダーシップ研修を提供する画期的な取り組みです。TUJの次世代の学生リーダーを育成し、将来、グローバルな環境で活躍できるスキルを身につけさせることを目指しています。

このプログラムに選ばれた学生たちは、毎年秋学期に他の学生より一足早くキャンパス入りし、プログラムをスタートさせます。リーダーシップの基礎理論を履修するこのプログラムは、3つの主要な柱で構成されています。1)リーダーシップの基礎理論を学ぶ(3単位) 2)ビジネスや行政など幅広い分野で活躍するリーダー達との会合 3)授業で学んだことの実践の場として、毎年11月の「スピリット・ウィーク(Spirit Week)」のイベントを各自が企画・運営する最終課題に挑戦します。


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