ドイツのペトラ・ジグムント大使が、講義のためTUJを訪問。
駐日ドイツ連邦共和国ペトラ・ジグムント大使は2026年2月17日、テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長:マシュー・ウィルソン、以下TUJ)を訪問し、ドイツをはじめとするヨーロッパ諸国の外交政策について特別講義を行いました。今回の訪問は、年間最大級の地政学的会議のひとつであるミュンヘン安全保障会議の直後に実現し、特にタイムリーな機会となりました。
ジグムント大使は、コミュニケーション学科のダン・スローン特任准教授の招待により来校しました。正午から始まった90分間の講義には学生、教員、スタッフが多数参加し、教室は満員となりました。スローン特任准教授による紹介の後、大使はミュンヘン安全保障会議の成果や議論のポイントについて説明しました。
大使はドイツの視点からミュンヘン会議を振り返り、フリードリヒ・メルツ首相の発言を引用しながら、日本とより緊密に連携していく意向を紹介しました。その後、学生からの質疑応答に移り、ウクライナとロシアの戦争の解決の見通しや、ロシアによるウクライナ侵攻から4年が経過する中でヨーロッパの平和維持におけるドイツの重要な役割についてなど、多くの質問が寄せられました。
学生の質問に答える形で、大使はドイツの外交政策や日本およびアジア諸国との関係について語りました。来日から2年が経過した現在の印象については、日本におけるドイツ文化の影響が今も色濃く残っていることに驚いたと述べました。

大使は、飲食店や商店の看板に使われているドイツ語由来の言葉に触れ、それが明治時代に築かれた深い外交関係に由来するものだと説明しました。
外交官を目指す学生へのアドバイスを求められたジグムント大使は、外交官に求められる資質は国によって異なるとしながらも、「最も重要なのは、政治に心から関心を持つことだ」と強調しました。
「政治に関心があれば、新聞を読み、ニュースを追い、議論に興味を持つはずです。その議論の一部になりたいという気持ち、それがまず、最初に必要な資質だと思います。皆さんの質問を聞いて、多くの方がすでにその議論の一部になっていると感じました。それが一番大切なことです。躊躇せず、ぜひ踏み出してください」と学生たちに呼びかけました。
TUJには、外交官や国内外の政府関係者、企業経営者、国際機関の代表者らが定期的に来校し、学生に国際情勢や時事問題、企業動向に関する貴重な生の知見を提供しています。
直近では2025年10月、ルーマニア駐日大使オヴィディウ・ラエツキ氏が来校しました。同年7月にはノーベル・委員会のヨルゲン・バトネ・フリードネス委員長が代表団とともに訪問。6月にはガーナの駐日兼シンガポール大使であるジェネヴィーヴ・アパルゥ氏が講演を行い、2月にはインドの駐日大使であるシビ・ジョージ氏も来訪しています。
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