TUJ学生のタヒナ・ラコトナナハリさんがFCCJのスワデシュ・デロイ奨学金を受賞
テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/学長 マシュー・ウィルソン、以下TUJ) で、コミュニケーション学科を専攻する学部生のタヒナ・ラコトナナハリさんが制作した、短編動画作品が高く評価され、2026年1月14日日本外国特派員協会(FCCJ)が授与する権威ある「スワデシュ・デロイ奨学金(The Swadesh DeRoy Scholarship)」を受賞しました。
ラコトナナハリさんは、国際協力機構(JICA)奨学金で日本に留学していたマダガスカル人学生を題材としたビデオ日記で選出されました。作品は、政情不安により帰国を余儀なくされる学生の心情を描いています。日本での留学生活を終え、帰国を前にした学生に「何が一番恋しくなりますか」と尋ねると、彼は「静けさ、食べ物、電車、そして清潔さです」と、簡潔ながらも印象的な言葉で答えました。

受賞を受けて、「正直、驚きました。嬉しかったですが、本当にびっくりして」とラコトナナハリさんは、自分の名前が呼ばれ、受賞を知った瞬間を振り返ります。 この受賞により、現在作成中の動画を完成させる励みになったと言います。審査委員会に提出した作品は、あくまでも進行中の大きなプロジェクトの一部であり、今後は完全版として仕上げる予定です。
FCCJの評価
長年にわたりジャーナリストとして活動したスワデシュ・デロイ氏を称えて設立されたこの奨学金は、ジャーナリズムの道を目指す日本国内の学部生・大学院生、および海外のジャーナリズム課程に在籍する日本人学生を支援しています。
FCCJ奨学金委員会は、彼女の作品について、感情に流されることなく、冷静な表現と映像による物語性を高く評価しました。動画は、親密なインタビューの瞬間に加え、マダガスカルの街頭衝突の映像や、日本の静かな日常風景を巧みに織り交ぜています。短い作品ながらも雰囲気に満ち、思慮深いトーンと丁寧な構成、効果的な字幕が作品の印象を一層強めています。
スワデシュ・デロイ奨学金は、受賞者が語学学習、取材旅行、専門機材の利用、インターンシップなどを通じて、ジャーナリズムの専門性をさらに高められるよう支援することを目的としています。ラコトナナハリさんの受賞は、TUJコミュニケーション学科の国際的な存在感と創造力の高まりを示しています。
次のステージへ
フランス人とマダガスカル人の両親のもとパリで生まれ育った彼女は、大学は海外で学びたいと以前から考えていました。高校卒業後はイタリアの大学で政治学を学び、その後、2023年8月にTUJに入学しました。コミュニケーション学を専攻する一方で、アートと政治学を副専攻として学びながら、ジャーナリズムとドキュメンタリー映画制作を通じて、実社会の物語を伝えることに長年関心を抱いています。
卒業後ジャーナリズムの道に進む予定かを問われると、ラコトナナハリさんは学術的なスキルをさらに磨くため、大学院進学を考えていると答えました。今回の受賞を喜びつつも、今は将来のことを考えるのに集中したいと語りました。謙虚な笑顔で「選択肢がたくさんあって楽しみですが、まだ迷っているところです」と心境を明かしました。
今学期終了後、ラコトナナハリさんはテンプル大学ローマ校にわたり、学位取得を完了する予定です。「一つの区切りのように感じます」と彼女は話します。「大人としての第一歩をイタリア留学から始めたので、原点回帰のような気持ちです」。
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